脳科学に基づいて受験勉強を考える連載第2弾は成功イメージです!
なにか大舞台で結果を出したいとき、努力することと同様に大切なのがイメージすることです。大きな結果は「日々のたゆまぬ努力」と「成功イメージ」の両立でこそなしうるのです!では脳科学的観点から(今回は心理学も登場します)詳しく紹介していきましょう
脳はイメージを現実にする!?
まず、何か結果を出したいときは成功イメージを持つことが大切です。脳はイメージできないことをなかなか実行に移すことができません。
裏を返せば、脳がイメージできることは実際に実現できる可能性が高いのです。
大切なことは成功イメージを繰り返すことです。成功した自分の姿をイメージすることでモチベーションにつながります。
あるいは本番をイメージすることで日々の練習がより効率的になるでしょう。イメージをすることはゴールを想定することに似ていて、結果として日々の努力をより良いものに向上させます。
イメージトレーニングのススメ
イメージすることが大切だということは世界で活躍するアスリートを見ても一目瞭然です。彼ら彼女らはイメージトレーニングを欠かしません。
アスリートがイメージしているのは試合本番です。たとえ筋トレのような基本の練習でも試合をイメージして取り組んでいます。
あるいは練習においても試合と同じ緊張感において常に最高のパフォーマンスができるようイメージを持っています。
だからこそ、国を背負って戦うような、大変プレッシャーのかかる舞台においても最高のパフォーマンスができるのです。
もちろんイメージだけでは合格できない!
そうはいってもイメージが完璧にできているから必ず成功するというわけではありません。当たり前ですがイメージする以前に日々の努力を欠かさず行わなければなりません。
心理学には次のような説があります。大きなプレッシャーがかかる舞台において、人間が発揮できるのは繰り返した数が多い行動であるということです。
例えば、同じ練習時間でも最後まで全力を出していた人と途中途中サボっていた人とでは、最後の最後で勝つのは前者だということになります。人間は本当にプレッシャーのかかる場面では、「やったこと」しか、とりわけ「くりかえしやっていたこと」しかできないということです。
おわりに
受験生にとって努力はあたりまえでしょう。しかし意識して成功イメージを持とうとしていた人は多くないかもしれません。試験本番で勝つためにも、「努力」+「成功イメージ」で受験生活を過ごしてみてください。
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