復習①では復習の方法を大きく2つに分けて説明しました。書く復習と視覚復習です。詳しくは復習①を見てください(受験の基礎~復習が生むのは合格への確実性①)。さて、今回は復習の具体的な方法について説明します。
復習の連鎖を終わらせる時期
復習と言うと一体何回やればいいのか疑問に思う人もいると思います。答えは身に着くまでです。つまり、解けるようになるまで繰り返して欲しいのです。問題集であれば、ある程度進んだら復習をしてください。そうして、最後まで終わったら1周目です。1周目は60%以上の正答率を目指してください。2周目は80%以上が目標となります。
完璧な一冊
基本的に多くの問題集に浮気するよりも、一冊に愛情を注ぐ方が良いです。ですが、完璧とは文字通り完璧という意味なのか、2冊目は必要ないのかとかという疑問は残ります。
2周目で80%以上の正解率を達成したら、次の問題集に移っても良いと思います。それは何故かというと、他の問題集で解いてみないと実際に解けるかどうか分からないからです。つまり、理解して解いているのではなくて、答えを単純に暗記している可能性があるからです。解法の確認のために、2冊目の問題集に取り掛かることも必要です。
ダラダラ禁止
問題のレベルが初級から標準位までの場合、自分で解く量を決めて30分解いて、確認に15分の時間配分で問題演習を繰り返してください。標準レベルより上の問題はなるべく入試や定期試験と同じ長さで取り組んでください。毎回試験時間と同じ長さにする必要はありませんが、普段から試験の長さに慣れることが重要です。そうすることで、自分の集中が切れる時間を把握することも出来ます。
傾向把握
問題を解いて答え合わせの結果が出たら、完璧な正解、正解、不正解などの分類を行ってください。同時に正解と不正解の傾向を把握してください。得意分野、不得意分野の把握です。完璧な正解以外はまだ知識が曖昧な部分です。そのため、その問題を解けるようになるだけでは不十分で、関連知識を復習しなおす必要があります。
また、模試を解いた後にも同じことが言えます。完璧な正解以外の答えを完璧な正解に近づけるようにすることは重要ですが、正解と不正解の問題の関連知識を復習しなおす必要があります。
まとめ
復習は次の復習をうみだします。1冊目が終われば、2冊目ですからなかなか終わることがありません。ですが、そうして確実に理解した上で積み上げた問題集が増えれば、合格はより確実なものとなります。
身に着くまで繰り返すという身もふたもない話ですが、根気強く勉強してください。
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