みなさんは普段モチベーションをどのように維持していますか?長い受験勉強の期間、モチベーションを維持し続けるのはとても難しいことです。
モチベーションが一番下がるのは、勉強を開始する瞬間です。
始めてしまえば意外と継続して何時間も勉強を続けてしまえるものですが、いざスタートする第一歩が問題です。
携帯を見たり、参考書の目次ばかり読んだりと、なかなか集中しきれないという方も多いのではないでしょうか?
そこで紹介したいのが「先伸ばし術」です。
やり方は簡単。その日にやっておくべき勉強の一部を、翌日に持ち越してしまうという方法です。
このポイントは、あくまで一部だけ持ち越すということです。何時間もかかるような内容を持ち越しても、効果がありません。
この方法のポイントは、翌日になると前日にやり残した部分が気になってしまい、早く片付けてしまいたいという欲求が生まれることです。具体的には、大問を1つだけ残したり、丸付けだけしなかったりといった、「やり残したことがライトだけに、さっさとやってしまいたい」と思えるようなものにしておくことです。
そうすることで、次の日は自然に勉強に入ることができます。
丸付けをして間違えた場所を復習したり、残した大問を解いたりすることで、自然と脳が勉強モードになってくれるため、勝手にやる気を出してくれるのです。
そうすれば、あとはこっちのものです。
集中力を活かして、どんどんと勉強を進めていきましょう。
そして、その日も敢えて少しだけ先伸ばしの部分を残して、勉強を終えるのです。
この方法は、脳の作業興奮という作用を有効活用しています。
人間は何かの作業に取り組んでいると、勝手に集中し、熱中してしまう性質があります。
この作用を活用すれば、受験勉強の冒頭だけ先伸ばしでサポートしてやれば、継続してモチベーションを維持しながら勉強をすることができます。
また、具体的に先伸ばしすべき要素は下記のような勉強です。
・丸付け、答え合わせ
・大問1つ(英語や数学)
・現代文の記述問題
・予習、復習
逆に暗記は繰り返しが重要なので、先伸ばししてしまっても進捗が遅れるだけなので、避けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
先伸ばしの技術を使うことで、うまくモチベーションをコントロールしながら受験勉強を進めることができます。
多くの受験生が悩むポイントである、睡眠ですが、みなさんも上手く自分なりのスタイルを確立し、先伸ばし術を活用していきましょう。