みなさんは普段塾や予備校に通っていますか?塾や予備校の利用率は、都心部に通う受験生ほど高まると言われていますが、かなりの人が塾や予備校を利用して、大学受験に臨もうとしていることは間違いありません。
もちろん塾や予備校は大変便利なものであり、大学受験ラボでも塾や予備校の上手な活用を推奨しています。
しかし、上手な活用だけでは実際にどのようなことに気をつけて塾や予備校を使うべきなのか、もしくは塾や予備校の利用リスクはどのようなものなのかわかりません。
ですからこの記事では、敢えて欠点という切り口で塾や予備校の利用上の注意を確認していきます。
時間を調整できない
塾や予備校の一番の欠点といえば、時間を調整できないことです。
原則決められた時間に始まり、決められた時間に終わりますから、個人の都合で時間を調整できないというデメリットがあります。
例えばどうしても学校の用事で30分遅刻してしまうが、30分遅れて授業を始めてもらうことができない。
逆にもう15分だけ詳しく説明して欲しいのに、時間が来て次週に持ち越されてしまう。そんなことがあります。
もちろん講義の多くは大人数向けに開催されるわけであり、個人の都合に合わせることができないことは仕方ありません。
しかし個人の受験生にとっては利便性が損なわれているといっても過言ではありません。
スピード感が最適化されない
勉強を理解するスピードや、演習するスピードにはかなりの個人差があります。
同じ大学を合格した人たちでさえバラつくのですから、塾や予備校ではなおさらです。
しかし塾や予備校では、複数人に対して講義をするため何かしらのベンチマークが必要となります。
個人個人のスピードに合わせることができないのです。
もちろん講師の方々はわかりやすい説明をして、なるべく全員が理解できるように講義をしていますが、それでも全員の成績が上がるとは限らないのが現状です。
できると勘違いする
これは意外な落とし穴ですが、実は頻繁に生じてしまうことなのです。
普通に考えると「自分で本を読んでいるよりわかりやすい説明の講師の話を聞いた方が、理解しやすいだろう。」と考えます。
そしてこれは多くの人に当てはまります。
しかし、独学では不安もあるので参考書を読んだ後問題を解いて確認しますが、塾や予備校に通っていると講師の素晴らしい解説に感動し、あたかも自分ができるようになったと勘違いしてしまうのです。
いくら解法や問題パターンを知っていても、実際に手を動かして得点を取らなければ意味がありません。
本来解説に納得できたらそれを元に演習をして身につける必要があるのですが、講義に時間制約があるので、なかなか演習時間を確保していない実情があります。
まとめ
今回、敢えて塾や予備校の悪いポイントを挙げました。
しかし逆にこれらのデメリットを克服できれば、塾や予備校はどんどん活用すべき場所であることに間違いありません。
みなさんも塾や予備校を上手に活用して、効果的な成績アップを目指しましょう。