みなさんは受験勉強をしていて眠くなってしまったとき、どのように対策していますか?
もちろん、気分転換をしたりお風呂に入ったり、いろいろな方法があると思います。
ここでは、その中でもカフェインの摂取について、正しい知識を紹介していきます。
①カフェインが効くのは30分後
まず知っておかなければならないのは、カフェインが効果を発揮するのは、摂取後30分してからです。
つまりコーヒーなどのカフェイン飲料を飲んですぐに眠気がなくなるわけではないのです。
逆に考えると、飲んで2〜3分で急に目覚めるような飲み物があったら成分的に危ない気がしてしまいます。
よってカフェインを摂取するタイミングは、「眠くなってから」ではなく「眠くなりそうなことがわかったら」であるのです。
受験勉強をしていて眠くなるのは、
・食後
・帰宅後
・勉強開始後
などですから、これを逆手にとって、カフェインを摂取するタイミングは
・食後すぐ(もしくは食事と一緒に)
・帰宅後すぐ(もしくは帰り道に)
・勉強開始前(もしくは勉強開始と同時に)
などが適切であることがわかります。
②何でもかんでも摂取するのは危険!
カフェインに対して人間は耐性があります。
そのため、繰り返し摂取し続けるとだんだんと効果が薄れてきて、より多くのカフェインを摂取する必要が出てきてしまいます。
ここで危険なのはカフェイン中毒です。
カフェイン中毒は、端的に言えばカフェインの過剰摂取です。
カフェインの過剰摂取により、頭痛、心拍数の増加、不安、不眠、嘔吐などを引き起こします。
しかし逆にカフェインを摂らないと、頭痛、眠気、神経過敏、不安、集中力の低下などの離脱症状が発生します。
以上のように、カフェインはきちんと考えて使わないと身体に悪影響を及ぼす可能性があるのです。
③適切な摂取量を把握しよう!
欧州食品安全機関(EFSA)という組織が安全なカフェインの摂取量を2015年に発表しました。
そこにおける安全なカフェインの摂取量は、成人で5.7mg/kg、青年で3.0mg/kgです。
ですから、体重が60kgの受験生なら1日180mgの摂取が適切です。
一方、市販の飲料は缶コーヒーで100〜150mgと言われています。
よって、身体のことを考えれば1本と少量しか飲むべきではないことになります。
また、インスタントコーヒーや流行りのエナジードリンクなどにもカフェインは入っていますので、自分で含有量を調べて適切な摂取を心がけてください。
まとめ
カフェインは昔からある眠気対策ですが、身体に対する危険もあります。
また、受験生のときは問題なくても、学生になってから影響が出る場合もあります。どのような場合にせよ、健康は一番大切です。
受験勉強でも上手く眠気と付き合いましょう。
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