受験生の皆さんは、小腹が空いたときは何を食べていますか?以前は「受験生の正しい食事」を記事で紹介しましたが、今回は勉強の際にオススメのおやつを紹介します。朝昼晩の食事だけでなく間食のスナックにも集中力を高めたり、ストレスを軽減するなど勉強に効果的なものはあるので、とことんこだわってみましょう!
実は勉強中には積極的に間食をとったほうがいい
どうやら最近の世間の傾向として、間食、おやつというものにネガティブな印象を抱く人も多いようです。基本的にダイエットや健康を考えたときに間食はよろしくないとされていますが、それはケーキやポテトチップスなどあまり健康的でないお菓子を一気に大量に食べた場合ではないでしょうか。
節度を持った間食は空腹を満たすという意味では確実に良いですし、むしろ受験生は、適切な間食を摂ることで勉強の効率を上げることが可能です。例えば脳を働かせると、体内のブドウ糖がどんどんエネルギーとして消費されます。そのまま不足した状態で勉強を続けても、パフォーマンスが低下してしまい効率が悪くなってしまいます。
そこで、短い時間で済む間食でブドウ糖を摂ることによって脳の働きを取り戻すことが出来ます。また、適度に休息をとることでリラックスすることも大事です。この記事を読んで、ぜひ自分に合った間食を摂ってみましょう。
集中力がアップする間食
勉強中に集中力を高めるためには、間食によって疲れた脳にエネルギーを補給しましょう。栄養素で脳のエネルギーとなるのはブドウ糖のみなので、ブドウ糖を含む食べ物を摂取するのが良いです。
ご飯やパンなどの炭水化物にもブドウ糖は含まれていますが、間食でも積極的に摂取していきましょう。間食の中では例えばブドウ糖のみでなく多くの重要な栄養素を含んでいる上に手軽に食べられるバナナや、成分のほとんどがブドウ糖などの糖類でできていて、ヨーグルトやレモンなど他の食べ物と合わせやすいハチミツなどが挙げられます。
いちじくやブルーベリー、レーズンなどのドライフルーツもブドウ糖を含んでおり噛みごたえがあるので、間食として適しています。食べ物を咀嚼する行為は脳を活性化させると同時に、満腹中枢を刺激して空腹感をなくして勉強にしっかり集中することができます。その他のお菓子などを食べる際は、栄養成分表から糖類(ブドウ糖)が多く含まれているかどうかを確認すると良いでしょう。
また、ドラッグストアやスーパーなどではブドウ糖のタブレットも売られています。あまり空腹ではなく、効率良くブドウ糖のみを摂取したいという場合はオススメです。
ストレス軽減に役立つ間食
次に、過酷な受験勉強で溜まったストレスを解消し、リラックス効果をもたらす間食を紹介します。チョコレートの中でも、ストレス軽減物質である「GABA」という成分を含んだものがオススメです。
GABAというのは本来人の体内に存在し、ストレスを抑える作用があるアミノ酸の一種ですが、心身に負荷のかかる行動によって急激にストレスが溜まると体内のGABAが不足気味になり、受験勉強などが本来以上にイライラや疲労の元になっている可能性もあります。
過度にストレスが掛かっている状態は精神衛生上もよくないし、体調を崩すおそれもあるので、ストレスが溜まっていると感じている受験生はぜひともGABA入りのチョコレートを摂取してみましょう。
また、チョコレートの原材料であるカカオ豆には先述したブドウ糖による集中力アップ作用やリラックス作用があるので、GABAが含まれていなくてもチョコレート単体で受験生にとって効果的なおやつであると言えるでしょう。
番外編:受験生にオススメの飲み物
勉強中もしくは間食を食べるタイミングで飲み物を飲む人も多いかと思われますが、勉強する際はどのような飲み物がいいのでしょうか?
緑茶にはリラックス作用がある「テアニン」という成分が含まれています。気持ちを落ち着かせて勉強したい人は緑茶を飲むと良いかもしれません。
また、夜中や早朝の勉強でどうしても眠気に勝たなければならない場合は、コーヒーやレッドブルなどのエナジードリンクを飲んでカフェインを摂ることで一時的に眠気を抑えられます。ただ、カフェインの過剰摂取にはリスクを伴うので、飲みすぎには注意しましょう。
まとめ
これらの間食は全て、適切なタイミングで適量だけ食べることで最大の効果を発揮します。受験勉強によりストレスが溜まっていたり、疲労であまり勉強がはかどらないと感じる人は、是非とも今回紹介した間食を試してみるとよいでしょう。