高校生活とは、遊びや部活などに思い切り打ち込み青春を送ることが出来る人生で一度きりの3年間です。それと同時に、多くの高校生にとっては大学受験に備える猛勉強の3年間でもあります。きちんと将来を見据えて進路を絞っていかないといけない時期である高校の夏休みをどのように過ごせばいいのでしょうか?
夏休みという、多忙な高校生に与えられた貴重な長期休みを有意義に過ごすか否かは自分次第ですが、本気で受験に合格することを考えている場合の理想的なスケジュールの例を紹介します。
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高校1年
高校1年はまだまだ受験まで時間がありますが、自分の学力より上の難関校を目指す場合はこの時期から少しずつ受験勉強を視野に入れるべきではあります。
ただ、この時期はまだ進路や志望校が定まっている人は少ないでしょうし、受験を見据えるというよりは定期テストに備える方を優先するのが最善だと思われます。部活や趣味など自分のやりたいことをしっかりやりつつ、宿題の他にも自主的に毎日コツコツと勉強すると良いでしょう。
毎日の勉強時間
夏休み中毎日勉強するとすれば、平均して宿題に1日1時間、自主的な勉強に30分程度で充分ではないでしょうか。学校が出した宿題の量にもよりますが、高1から夏休み中に1日3時間や4時間など勉強する必要はないと考えられます。
自主的な30分の勉強内容は苦手な分野の復習が望ましいですが、集中できない場合は得意分野を伸ばすという方針でも大丈夫です。大切なのは、この時期のうちに「勉強する習慣を身につけておく」ということです。
週毎のスケジュール
しかし現実的に考えると、部活や遊びの予定が詰まっていると毎日勉強するのはどうしても厳しくなる可能性があります。そこで、週毎のスケジュールの理想として少なくとも週7日のうち5日は机に向かうようにしましょう。
勉強時間は1~2時間程度で充分でしょう。朝早く起きて少し勉強するようにすれば、生活リズムも健康的なうえに勉強する習慣がつきやすいのでお勧めします。
高校2年
高校2年の夏にもなると、本格的に受験勉強に打ち込まないといけない時期になります。理想としてはこの時期までには進路や志望校を決めてしまい、自分がやるべき勉強や今どのレベルにいるのかなどを把握すると良いです。
毎日の勉強時間
運動系などの忙しい部活に入っている人はこの時期は特に多忙だと思いますが、難関校の合格を目指している人は特に勉強との両立が大事になってきます。塾などに入っていれば塾の課題、入っていなければ学校の宿題以外にも自主的に勉強するようにしましょう。
2時間は費やすのが理想です。勉強内容も1年のころと比べ難しくなり、ここでつまずいてしまうと今後が大変なので、そういう意味では大事な期間であると言えます。
週毎のスケジュール
理想的には毎日少しでも勉強することですが、それが難しい場合は高1と同じく週5日は勉強するようにしましょう。勉強時間は高1のころより増やし、出来れば3時間以上は勉強できるとベストです。
高校3年
高3の夏にどれだけ勉強を頑張れるかというのは、受験の合否にかなり影響します。何故なら、受験直前である冬休みを除けば最後の長期休みとなり、努力の差が最も表れる時期とも言えるからです。
毎日の勉強時間
自分のレベルや志望校の難易度など個人差にもよりますが、毎日最低でも5時間は勉強しましょう。勉強のし過ぎで体調を崩しては元も子もないので自分の体調とも相談しながらですが、やる気のある受験生の中には1日10時間以上勉強している人も多くいます。
自分が難関校を目指していて、今のレベルだと受かるのが難しい、などという場合はそのくらい勉強するのも必要になってくるかもしれません。もちろん長時間の勉強は集中が切れてしまい本末転倒になるので、こまめに休憩をとることを忘れないようにしましょう。
週毎のスケジュール
当然ながら、特にレベルの高い志望校を狙うならこの時期が勝負ですので、毎日の大部分を勉強に費やすという気持ちで挑みましょう。部活がまだ続いているならばかなり厳しくなりますが、いかに両立できるかどうかが合格の鍵になります。
多くの高校生は部活に入っていたとしてもこの時期には引退していると思われますので、全力で勉強に打ち込みましょう!順調に勉強が進んでいれば、少しは休息の日を設けることも大切です。
まとめ
高1、2、3年と学年別に分けて夏休みの勉強時間の例を紹介しました。もちろんこれに従っていれば必ず受かるというものでもなく、勉強時間は自分で決めるものですが、参考になれば幸いです。結局のところ受験戦争に勝てるかどうかというのは自分次第です。頑張りましょう!