受験勉強に向いているのは朝?夜?効率的な学習時間帯とは?!

朝晩

みなさんは日頃、どのような時間帯に勉強していますか?
周囲が寝静まった真夜中まで机の明かりだけを点けてコツコツと?
もしくは明け方に早起きして朝活派?今回はそんな勉強時間についてもう一度考え直してみましょう!

時間の確保しやすい遅寝派

・メリット

遅寝派のメリットは、何と言っても時間の確保がしやすいことでしょう。
健康管理上はよろしくありませんが、就寝時刻を遅くすればそのぶんだけ時間があります。
これを生かし、例えば教科書や参考書などを区切りの良いページまで終わらせる、といったことが可能になります。

また早起きして学習する朝型に比べると寝坊などの思いがけないアクシデントで勉強時間を失うということがありません。
さらに脳科学的側面からは寝る直前の暗記モノは長期記憶に対して非常に有効であるとのことです。

ただし、これはお風呂や夕食、歯磨きなど全てが完了した状態で暗記モノを学習したあとはスマホやパソコンに触れないのはもちろん、文字通り何もせずに就寝することが条件のようです。

・デメリット

暗記モノに有利という受験生には美味しい時間帯である夜型にもデメリットは存在します。
それは勉強時間をだらだらと引き延ばしがちになってしまうことです。
参考書を進めていて、あと1章、あと1ページと勉強していくうち真夜中を通り越して寝不足のまま学校や予備校に向かう。
そしてそのまま授業中に睡魔に襲われるようなことになってはいくら真夜中の勉強を頑張ったひとでも本末転倒です。

いくら勉強時間を確保しやすいとはいっても過度に睡眠時間を削ることはオススメしません。
勉強にも受験にも体が資本ですからね。

すっきり朝活の早起き派

メリット

朝、起きてから学校や予備校に出発するまえに勉強するという早起き派のメリットについて考えていきましょう。
まずは遅寝派との大きな違いとして勉強を切り上げる時間というのが明確に定まることになります。
このことによって限られた時間のなかで集中してテキパキと問題をこなす能力が身につきます。

また脳は起床から3時間ほどで完全に覚醒します。
その間は簡単な計算問題の演習などを通じて脳を起こす作業が効果的です。

たしかに朝は数学の計算をするべし!というのは受験業界の鉄板ですね。
「文系だから数学は勉強しないよ!」という学生の皆さんは計算のかわりに英語の文章を音読するというのも脳の目覚めに効果があるようです。

このように朝は難問にを悩ませるというよりは基礎の確認など1日の勉強に備えた準備運動的な使い方が最も効果がありそうです。
これは実際に模擬試験や定期試験、さらには受験当日の朝にも応用が利きますね。

脳がすっきりと目覚めた状態で試験会場に向かう皆さんは、1時限目の科目からいつも通り、もしくはいつも以上の実力が出せるかもしれませんよ!

デメリット

メリットの言い換えでもありますが、基本的に朝の時間は数学のながい記述問題や英語の複雑な長文問題を解くための時間としては想定されていません。
そのため「入試本番レベルの難問を演習したい!」という場合には朝以外の時間を使うのが現実的でしょう。
そこは注意が必要です。

もうひとつのデメリットとしては勉強に集中するあまり、家からの出発時間が遅くなり学校や予備校に遅刻してしまう危険性があることです(笑)
ですがもう、ここまで集中できたら文句のつけようがありませんね。

もっとも重要なこと

遅寝や早起きなど自分にあった勉強時間帯について考えを巡らすことは重要です。
ただどちらにせよ確実に言えることが2つあります。

1つ目は、朝、夜のどちらの時間帯に勉強するにしても睡眠時間をしっかり確保するべきということです。
夜遅くまで起きることも朝早く起きることも自分の睡眠時間を削っているのだという自覚を持ってください。
夜にきちんと眠ることも体調管理という側面から受験の一科目です。

2つ目は、いちど決めた学習時間をむやみに変えないということです。
生活スタイルを確立するうえでも遅寝と早起きをやたらと入れ替えるとそれだけで身体は消耗します。

自分の貴重な体力は受験勉強のために割いてください。
そしてより健康的な状態で受験本番(たとえそれが模擬試験や中間・期末考査であっても)を迎えられるように身体のコンディションを整えておくのも受験生として決して欠かしてはならないことだと思います。

まとめ

ここまで紹介してきたように遅寝派、早起き派、どちらにも相応のメリット、デメリットがあります。
正直、どちらの時間帯に勉強するかは皆さんそれぞれの寝る前や起きた直後の身体や脳のコンディションをいちばんよく知っている皆さん自身でそれぞれが決めるべきことです。
筆者も皆さんの受験生活を応援しています。
受験が終わったときに「受験生の頃は、あれだけ勉強したなー。」と懐かしく自身を持って振り返れるようにいまできる最大限の勉強を頑張りましょう!

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