音楽を聴きながら勉強を行っている人もいるかもしれません。
勉強にはひとそれぞれのくせが少なからずありますが、音楽を聴きながら勉強を行うかどうかもその一つといえます。
特に受験勉強やテスト勉強となると、先生の説明を聞く時間だけでなく自習の時間も増えるため、音楽を効きながら勉強を進めていく時間も増えるかもしれません。
それでは、音楽を聴きながら勉強をすることは実際にいいことなのか?成果につながるのか?ということをみていきます。
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音楽を聴きながら勉強をするメリット
まずは、音楽を効きながら勉強を行うメリットをみていきます。
雑音を遮断できる
一番のメリットは回りの雑音を遮断することができることです。
必ずしも勉強を行っている環境が静かとは限りません。
家であれば、隣の部屋のテレビの音や家族の話声がどうしても聞こえてきてしまうことが多いでしょう。
また、ファミレスやカフェであれば当然他のお客さんの話し声が聞こえてしまうことでどうしても集中できないこともあります。
それだけでなく、ある程度静かな学校の教室やや予備校の自習質であっても、人が歩く音やとなりの人の鉛筆の音などが気になる人もいるでしょう。
このように、避けることがなかなか難しい「音」を避けるために、イヤホンをつけて音楽を聴くということは有効な対策です。
決して大音量ではなくても音楽を流しておけば、雑音や会話などは遮断され一種類の音しか聞こえなくなるので集中力を高めることができます。
気分を高揚させる
次は、自分自身の気持ちを高めることができるというメリットです。
特に勉強を始めようとするときや、休憩を終わらせて勉強を再会するタイミングなどは気持ちを高めて勢いをつけないとなかなか勉強を開始できないこともあります。
そのようなときに自分が好きな音楽や、自分の中で受験のテーマソングとして設定した音楽などを聞くことで気持ちを高めることができます。
リラックスさせる
気持ちを高めることの反対にリラックスの効果もあります。
一日集中して勉強を行うと脳は興奮状態となります。
興奮状態のままではうまく睡眠にも入っていくことができずにさらに疲れが溜まってしまうこともあります。
そうならないために、勉強が終わったらリラックスできるようなゆったりとした音楽を効く事で頭をリセットすることをサポートしてくれます。
気分を高揚させるときと同じように自分が好きな曲を選ぶことが大切です。
音楽を聴きながら勉強をすることのデメリット
ここまで音楽を聴きながら勉強するメリットを見ていきましたが、反対にどのようなデメリットがあるのでしょうか?
音楽を聴きすぎて集中力に欠ける
音楽を流していると、だんだん無意識に音楽の方に意識が傾いてしまい、全然目の前の勉強に集中できていないという状況になりやすいので注意が必要です。
特に日本語の歌詞の曲の場合、歌詞の意味を頭で追ってイメージを膨らませながら聴いてしまうことで、勉強の方で必要とする想像力を十分に発揮する事ができなくなってしまいます。
一通り英文は読んではみたが、音を追っているだけで全く文章の意味を拾えていなかったということや、数学であれば問題文を読んでもどのような事を聞かれているのかイメージできずに何回か読み返してしまうといったことがおきてきます。
本番と異なる環境に慣れてしまう
音楽を聴きながら勉強をすることに慣れすぎてしまうと、肝心の本番で十分な集中力を発揮できないということが起きてしまいます。
本番は基本的には大きな音や雑音はもちろんありませんが、逆にとなりの受験生が紙をめくる音や鉛筆を走らせる音が耳に入ってくる事で気が散ってしまうことがあります。
「となりの方が問題を解くスピードが速いかもしれない」といった不要なことも考えてしまう人がいます。
耳からの暗記ができない
耳からの情報も入れることでより効果的に勉強を進めることができますが、音楽を聴いているとその機会を失ってしまいます。
声を出してもいい場所であれば、小さなこえでもぼそぼそと呟きながら暗記を進めることで効果は飛躍的に向上します。
常に音楽を聴くことが習慣化していると、耳からの学習の習慣を身につけることは難しいです。
できるだけ静かな環境で勉強できるようにした方がいい
音楽を聴きながら勉強することにはメリットもありますが、まずは音楽を聴かなくても集中する事ができる能力をつけるように努力しましょう。
こればかりは慣れの部分が大きいので、早い時期から慣れておくことが大切です。
逆に受験直前まで音楽を聞きながらの勉強に慣れてしまっている人は無理に聴かなくする必要はありませんが、
過去問を解く時間と暗記系の勉強の時間だけはイヤホンを外すなどといった一定のルールを決めて本番と同じ環境を作ってみてください。
耳から覚えることも行うと効果的
最後に、音楽とは直接関係ありませんが、耳から覚える勉強も活用してみてくさい。
リフレッシュで音楽を聴く前や、通学の自転車に乗っているときに単語帳付属のCDを少しだけ聴いたりしてみましょう。
日々の生活の中でただ単に音楽を聴いている時間を少しだけ教材に変えることでライバルに差をつけることができます。
まとめ
音楽を聴くこと自体は悪いことではありませんが、本番の環境や耳からの学習を考えると少し工夫が必要です。
音楽を聴きたいから聴くということではなく、本当に効果的な勉強になっているのかということを今一度考えて取り組んでいきましょう。