受験勉強はうまくいかないことばかりです。なかなか成績が伸びないということももちろんありますが、自分自身のやる気が出てこなかったり、友達関係を始めとする外部環境によって思ったように進められないと感じている受験生も多いかもしれません。
このように、同じように大学受験に望む受験生は共通した悩みや課題を感じていることでしょう。
ここでは、「受験生あるある」という形で、多くの受験生が経験する可能性が高いできごとを紹介し、事前に対処法を頭に入れておけるようにできればと思います。
Contents
部活をしていると勉強していないくてもなんとなくごまかせてしまう
部活を行っていることを言い訳にして、部活がない人より勉強が進んでいないことを自分自身で正当化してしまいがちです。当然、部活の時間は勉強ができないことは仕方ないことですが、多くの場合で自分に甘くなってしまいます。
先生や保護者もなんとなく部活が忙しいことで勉強はまだまだ本腰入れるのは難しいと感じている人が多く、周りからの目も甘くなりがちです。
部活が実際何時から何時か?
部室で友達といつまでも話していないか?
帰りに寄り道していないか?
ということまで知っていて、勉強時間を管理するのは基本的には自分しかいません。
逆に部活をやっている間に自己管理ができるようになっておけば、部活引退後に一気に勉強を進めることが可能です。
部活生の場合、勉強の時間を確保すること以外に、部活から勉強に切り替えるまでの時間も確保しておくことが大切です。部活では、机の上で一人で集中するという行為からは全く逆のことを行っています。
脳と体と気持ちをしっかりと切り替えるためには、切り替えるための時間を30分程度とりましょう。この際に、マンガを読んだりゲームをしたりなどとあまり勉強と関係ないことに意識を向けてしまうと逆効果となるので、進路について調べたり計画をゆっくりと見直すなどして勉強に意識を向けて行く時間にします。
本気で明日からやろうと思うがそれが2ヶ月ぐらい続く
その日なかなか勉強に集中する事ができず、「さすがに明日からは集中して取り組もう」と思っているもののなかなか次の日もやる気にならないということを繰り返している人も多いのではないでしょうか?
このような人は大きく2つのタイプに分かれます。
一つ目は、やろうと思っているが計画がない人です。もう一つは、無理な計画を立てたことで計画とのずれが大きくなったりそもそも始めるときの心理的なハードルが高いという人です。どちらにしても、まずはかなり無理のない計画を立てることが大切です。勉強すること自体が軌道に乗りさえすれば勉強時間を増やす事は比較的ハードルが低いのですが、受験勉強を全く行っていなかった人にとっては新しい行動を始めることになるので、始めは単語を1時間やるという目標だけにして確実にそれだけを行います。その後、徐々に勉強量を増やしながらも基本的には毎日取り組んで勉強を習慣化させることにフォーカスします。
次の日もやらないということに慣れてしまうのが一番恐ろしいので、始めは極端にハードルを下げて少しでも勉強を行いましょう。
センター直後に勉強量が減る
センター試験が終わると、一区切りついてしまうと同時にそこでの点数が思ったより良くないということでモチベーションが下がってしまう人が多くいます。また、本番まで時間が限られているため、今さらやっても対して変わらないという気持ちも出て来てしまいます。
そうならないために、予めセンター試験後の勉強内容を決めておきましょう。過去問演習をベースに、暗記系のものはセンター試験から本番までのあいだに一通り見直しができるようにしておきます。ただ、膨大な量を効率的に見直すためには、予め直前期に見直すポイントを付箋等で控えておくことが必要です。少し不安な箇所も直前期で見直して確実に覚え直すということです。
早く起きてやろうとしたら朝
夜はどうしても眠いため、次の日の朝いつもより早く起きてやろうと思っていても起きれないことがほとんどという人も多いのではないでしょうか?
基本的に毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることをしない限り早く起きることは不可能と考えておくことが必要です。受験勉強は基本的には事前準備次第で睡眠時間は削ることなく取り組むことができるものです。いつもより夜遅くやる事といつもより早く起きるということを自分の中で禁止しておきましょう。
電車の中で勉強しようとしたら寝落ちして参考書落とす
電車の中で単語帳などを開いていると寝落ちして参考書を落として少し恥ずかしい思いをした人もいるのではないでしょうか?
こればかりは、具体的な対策はなかなか難しいのですが、電車でやるべき内容をルール化しておくことで集中力が増します。〇〇駅から◯◯駅までの間で毎日単語帳を4ページ進めるなどといった内容を決めておきます。
友達が過去問の点数を自慢してきて焦る
特に同じ志望校を目指している友達が、過去問の点数を自慢してくることがあります。多くの場合は悪意はなく、単純に嬉しくて言いたくなっている人が多いでしょう。
まわりの友達が高得点を出している中で自分の点数が低かった場合モチベーションが下がりがちです。ただ、友達も全ての点数を言っているのではなく基本的にはいい点数のときだけ話しているので、実際のところの実力がどうなのかはわかりません。また、しっかり勉強を積み重ねていると過去問の点数はどこかのタイミングで上がっていくものです。目の前の点数よりも、やるべき事ができているかということに焦点を当てておきましょう。
まとめ
受験勉強を行う中では、共通してぶちあたる壁があります。その壁を事前に知ることで勉強が効率化されて志望校に近づいていきます。