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受験において部活はネガティブなイメージを持たれがち
本番までの期間が限られている中で、部活動を行っている場合は時間がなくなるこという点でネガティブなイメージを持たれがちです。
保護者の中には、志望校に合格させるために部活動をさせなかったり、途中で辞めさせたりする方もいます。
ただ、実際部活動は受験勉強に対してどれほどネガティブなのでしょうか?
どうしても体力的に疲れる
運動部、文化部に関わらず部活動を行うことでどうしても身体的に疲れが溜まります。
身体的な疲れは、座学の勉強に比べると避けられません。
体が疲れていることで、部活動をしていない人と比べて眠気は強くなりやすいです。
時間がない
放課後単純に時間がとられるだけでなく、遠征や休日の試合などがあればまとまった時間がとられてしまいます。
筆者も、高校3年の夏休みには合宿と遠征試合、大会の出場などで合計1週間分は外泊という状況でした。
仮に平日3時間、休日4時間ずつだとすると週23時間を部活動に費やしていることになります。
勉強可能な時間が限られることは、どうしても避けることができないことです。
基本的には部活をやっていても勉強はできる
このように、部活動を行っていることで直接的に勉強の妨げになることは少なからず発生します。
しかし、部活動をおこなっていること自体は受験においてそこまで大きな問題ではありません。
部活を行っている際に注意すべきこと
直接的なネガティブ要因だけに目を向けずに、プラスに働く部分を活かしつつ計画的に受験勉強を行うことで志望校合格は可能です。
かつて筆者の高校の先輩の中では、高校3年の秋まで部活をやっていて現役で東大に合格した人もいました。
合格するマインドと部活動を行いながら志望校合格するには、
部活をやりきる
受験のためだけではなく、自分に自信の高校生活そのもののためにも部活動は本気でやりきる事が大切です。
部活動を行っている時間は、100%部活動に集中しましょう!
部活をしながらも勉強のことが気になってしまうと、部活動が充実できていないというネガティブな感情にもなってしまいそれが勉強に対する悪影響にもつながるという悪循環になってしまいます。
切り替える能力を身につける
気持ちを切り替えて、行動を切り替えることはスキルとして身につけることが重要です。
部活動を通してその能力を高めておくことで部活動を引退したあとも勉強時間と休憩時間の区別がつけることができます。
また、受験勉強は勉強時間と休憩時間だけでなく、複数の科目の勉強の切り替えや、上手く結果が出なかった際の気持ちの切り替えなど様々な場面で切り替える能力が求められます。
切り替えとは、自分の気持ちに左右されずにそのときやるべきことをやりきるということが求められます。
この能力を部活動を通して身につけておくことで、受験勉強やその後の人生において必ず役に立ちます。
移動時間の勉強の習慣化
部活を行っている人にとっては移動時間は非常に貴重な勉強時間です。
通学の電車は勉強を習慣化するチャンスです。
筆者の場合、自宅から高校に通う際に3つの路線を乗り継いでいました。
1つめの路線では英単語を暗記し、2つめで英文法、3つ目では古文単語という形で習慣化するようにしていました。
また、休日であれば部活の練習が午後からの場合、午前の場合で勉強のスケジュールをパターン化しておくことも効果的です。
9:00-12:00で英語の問題集を行い、部活に行って、帰りはまた予備校に寄って18:00から22:00まで過去問や予備校の授業などといった習慣化が重要です。
もちろん、部活をやっていなかったとしても重要なことではありますが、部活生にとっては部活以外の時間の使い方を習慣化する工夫が重要です。
自分なりの休息の時間の作成
部活動を行っているとどうしても疲労が溜まってしまいますので、勉強に集中するためにはどうしても休憩は必要になります。
部活が終わって家に帰ってからの30分や、予備校に着いてからの30分など、ある程度時間を決めて休憩時間をとるようにしましょう。
複数のことを両立させることが将来にも役立つ
部活動の目標を全力で追いつつ、合格も目指して行くということは決して簡単ではありません。1,2年単位のプロジェクトを自分の力で進めて成功に導くということは難易度も高いことですが、それを全力で行って成果を出したときには人生において大きな糧になります。
大学、社会人と進んでいっても複数のものを追いかけるということは珍しくありません。
学校の勉強、サークル活動、部活動、、、社会人になってもプライベートと仕事など、、、
複数のものを同時にこなし、どちらも自分が理想とするものを掴んでいくことは受験意外にも大きな価値になります。
部活は受験において決してネガティブではない
ここまでお伝えしたように、部活動をしているからといって受験勉強において圧倒的に不利ということはありません。
むしろ大きな成長期会だと思って、工夫して取り組んでください。