大学受験生の永遠の悩みと言っても過言ではないキーワードが「勉強効率」です。
数十年までの入試とは異なり、現在では色々な参考書や予備校の授業、はたまたスマートフォンのアプリなども登場しています。しかしながらそういった受験コンテンツは増えている一方で、受験生のみなさんは未だに「勉強効率」に悩まされていることには間違いありません。
ここでは、そんな悩みを少しでも解決すべく、勉強効率を驚くほど向上させる3つのルールを紹介します。
暗記の鉄則「ひたすら読み、ひたすら繰り返す！」
ドイツの心理学者エビングハウスの研究成果に「忘却曲線」というものがあります。詳しくは検索してもらえれば分かりますが、重要なのは、
人は覚えたことをどんどん忘れていく
人は繰り返すほど、覚えたことを忘れづらくなる
という2つのポイントです。
つまり、暗記の勉強効率を高めるには繰り返すことが何よりも重要なのです。
しかし受験生のみなさんの時間は限られています。単語帳を何度も繰り返すのは難しいですよね。
そこで有効なのが、「1回あたりの時間を最小限にする」という対策です。
例えば単語帳であれば、1回ずつ単語を書き取ったりなんども読んだりせずに、一気に流し読みしてしまうのです。もちろん一度で全て覚えることはできませんが、毎回書き取っている場合と比べ、10倍以上のスピードで読み進めていくことができます。
それにより繰り返しが可能になります。単純計算すれば、普通の人が単語帳を1周する間に10周できてしまうのですから、当然定着率が上がり、効率の良い勉強が可能になります。
勉強内容の鉄則「志望校にカスタマイズ！」
みなさんのゴールは、定期テストで満点をとることではなく、模擬試験で偏差値70をとることでもありません。あくまで志望校に合格することがゴールです。
ですので、勉強する内容は徹底的に志望校にカスタマイズしましょう。
例えば、志望校で英語のリスニングが出題されなかったり、世界史の古代が出題されなかったり、といった出題ポイントが絞られているなら、迷わず要らない範囲の勉強をやめてしまいましょう。
もちろん教養の観点では少し偏った考え方ですが、そもそも科目選択をしている時点で学力は偏っているし、教養的な勉強は大学に入ってからゆっくりすればいいのです！大学生活の中で、自分の興味のあることを点数に縛られずゆっくり勉強する方が素敵だと思いませんか？
また、そういった出題範囲を絞ったり、傾向を掴んだりするためには過去問対策が欠かせません。いっそのこと、受験勉強の冒頭に過去問から始めるくらいの勢いでも十分です。時間がないみなさんは、体裁や常識にこだわらず、徹底して効率を追求しましょう！
時間の使い方の鉄則「隙間時間の活用！」
隙間時間というと、どんな時間をイメージしますか？
多くの方は、通学の時間や学校や塾の休み時間などの移動時間をイメージすると思いますが、実はそれだけではありません。学校や予備校の授業中、食事や風呂の時間など、たくさんの隙間時間が存在します。
そういった隙間時間にも勉強を挟むことで、暗記の繰り返しもできますし、少量ずつではありますが参考書を読み進めることもできます。
例えば授業中。先生が黒板を消し、板書をしている時間。これは完全な隙間時間です。ノートは後で一気にとれますし、先生の許可が下りれば写真を撮ることもできます。極端に言えば友人にコピーをもらってもいいのです。
その間、直前に出てきた知識を調べたり、関連するものを暗記したり、使っている参考書の該当範囲を見直すだけでも相当な勉強時間を確保することができます。
また、食事や風呂の時間でも英語の長文を読みながら飲食、入浴することは可能です。
まとめ
徹底的な勉強効率を確保するための3つのルールを紹介しました。
時間がない受験生だからこそ徹底的な効率追求ができますし、逆に短期間での得点アップも可能です。目先の常識や過去の習慣にとらわれずに、（もちろん他人に迷惑をかけない範囲で）3つのルールを自分流にアレンジして活用していきましょう！
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