大学受験の節目節目でつきまとうのが「科目選択」です。まずは文系理系に分かれ、次に社会や理科の中で受験に使う科目を選び、さらにはセンター試験のみ受ける科目や、文系でありながら数学を選ぶ、等々。中には感覚で選択できる人もいるかとは思いますが、どうしても悩んで決められないという人は本記事を参考にしてみてください。
文理選択のポイント!
文系か理系かの選択は、決して数学ができるかできないかの違いだけではありません。もちろん数学がまったくできずに理系に進むのは多少リスキーではあります。しかし、国立か私立かによっても異なりますが、数学を得意にしている人は文系に進んだ方が有利になることもあります。特に国立文系の受験においては、意外にも数学の点数で合否が分かれることが少なくないですし、私立文系においても数学受験で受かった例は多いです。好き嫌いは考慮しつつ、受験全体の戦略も念頭に選択をしてみてください。
社会選択のポイント!
社会で大きな選択といえば日本史か世界史かでしょうか。どちらも覚える量に大差はありませんが、日本史が日本という狭い島国の歴史を中心に覚える(すなわちラインが一本しかない)のに対し、世界史は広いので各地域における歴史と各年代において世界がどう動いたのかということ(すなわちラインが2本ある)を覚えます。しかし、日本史においても世界情勢が国内に与える影響は少なくないため、要所要所で世界に関する知識も覚えなければなりません。
地理は、地球の組成に始まりそれが環境にどう影響を及ぼし、さらに産業にどう影響を及ぼすのか、といったようにとても論理的な科目です。前述のような例だけでなく図表ひとつとっても論理的に説明することができます。
理科選択のポイント!
理科は物理化学や生物を選択するのがメジャーで、地学は文系のセンター試験で選択される印象があります。理系科目なので、数式と事象がリンクできていないと苦労するかもしれません。逆に数学が得意な人は物理化学を選択するのがよいでしょう。
私大文系で数学を選択!?
私大文系は英国社で選択をしますが、あえて社会を数学で受験するのもありでしょう。もちろん大学学部によってはそもそも選択できないので事前に調べてください。私大文系の数学は、国立文系の数学に比べれば易しい傾向にあります。もし数学が得意で、文系の学部に興味がある人は、チャンスがあれば数学受験を狙ってみるのも手でしょう。
まとめ
科目選択のポイントをまとめてみました。これはこれ!と一概にはいえないのが残念ですが、少しでも参考にしてもらえればと思います。選んだあとは後悔せず、選択した科目に全力で取り組みましょう。
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