みなさんは普段受験勉強をしていて、科目ごとにモチベーションが異なることはありませんか?
好きであり得意な科目なら一生懸命勉強する気になりますが、あまり得意でない、もしくは苦手意識が強い科目だと勉強するモチベーションが上がりきらないという声をよく聞きます。
もちろん受験生にとって入試で使う限りどの科目も必要であることに変わりはないのですが、自分が苦手な科目へのモチベーションが上がらない気持ちは誰しも経験があると思います。
そこで今回は、苦手科目の勉強モチベーションが上がるような考え方のヒントを3つ紹介したいと思います。
①得点アップの効率が、苦手科目の方が良い
みなさんが臨んでいるのは大学受験ですから、合計点が高ければ合格できます。逆に満点の科目があっても、合計点が低ければ合格できません。
そう考えると、合計点アップを図るときに有効なのは「今点数が低いものを改善する」という考え方です。
みなさんも経験があると思いますが、90点のテストを100点にする勉強よりも、50点のテストを65点にする方が簡単なことが往々にあります。すでに点数が取れているものほど、この先の点数は上がりにくいのです。
②苦手科目をしっかりやっていた方が、本番で失敗しづらい
苦手科目を持っているということは、逆に得点科目もあるということです。入試で得点源となる科目を持っているのは、とても良いことです。
しかし得点源となる得意科目に頼りすぎると、リスクも存在します。万が一得意科目の本番試験が、難しすぎたり簡単すぎたりして差がつかない状況になった場合、それだけで合格が厳しいものになってしまいます。
しかし、苦手科目を普通に戦えるレベルまで引き上げておけば、仮に得意科目で周りと差をつけなくても、挽回するチャンスを残すことができます。
③苦手科目を含めていろんな科目を勉強した方が、脳が活性化する
脳科学的には、ひたすら同じ情報を繰り返しインプットするよりも、異なる情報をインプットした方が活性化します。
ですから、同じ点数を上げるための勉強ならば、1つの科目をずっとやるのではなく、2科目、3科目を勉強して、より脳が活性化した状態を作り出していきたいところです。
ただし注意点としては、30分や60分程度は1つの勉強を継続した方が脳が集中できますので、あまり細かすぎる時間で科目を変えないようにしましょう。
まとめ
誰でも苦手なものを頑張るというのは大変なことです。しかし得意とか苦手の原因は、今までやってきた勉強量の違いに過ぎないことが多々あります。
本質的に苦手であるとは思い込まず、積極的にモチベーションを上げて勉強に取り組んでいきましょう。