こんにちは。今回の記事では、朝から晩まで勉強に励む受験生の皆さんに「食事」についてお伝えします!
なんといっても、食べたものが体を作ります。受験勉強には大きなエネルギーが必要ですから、食事をおろそかにしないように。
しっかり食べて毎日の勉強で最大のパワーを発揮しましょう!効率のよい食事で効率のよい勉強を!
Contents
受験勉強は体が一番大事
毎日全力で勉強している皆さんならわかると思いますが、勉強の効率というのは自分自身の体のコンディションに大きく左右されるものです。
お腹がすいている、という状態はかなり自覚しやすいですよね。胃の中になにも入ってない感覚、それに気がとらわれて勉強に全然集中できない!という経験、誰しも一度はしたことがあるのではないでしょうか。
それだけではありません。空腹感はなくとも、栄養が十分にとれていなければ脳細胞に栄養がいかず、気づかないうちに記憶力や思考力が減退しているということも実は非常に多くの受験生が陥っている可能性があるのです。
受験勉強にはとても大きなエネルギーが必要です。だからこそ、食事と睡眠には十分に気を使って万全の体調を常に整えておくことが大切なのです。
(睡眠についてはこの記事ではあまり触れられませんが、下の記事で詳しく書いてあります!)
そうはいっても体調管理というのはなかなか難しいことですよね。どうすれば万全の体調を保つことができるのでしょうか?
「勝つ」受験生は生活習慣が一流
私はアルバイトを通じて多くの受験生と接してきましたが、その中で一つ気づいたことがあります。
成績が伸びていく生徒、第一志望校にしっかりと合格していく生徒というのは毎日同じリズムで生活しているということです。
塾に登校する時間、家に帰る時間、夜ご飯休憩をとる時間がおおよそ固定されている生徒が多かったです。
さすがに家にいるときのタイムスケジュールは見ることはできませんが、聞いてみれば起きる時間、寝る時間も基本的に同じだと言っていました。
当たり前といえば当たり前のことですが、普段の生活リズムが不安定な人はそれだけ睡眠時間や食事と食事の間の時間も不安定になっているということです。
一定の生活習慣を持っている人は、そのように変動するものが多くないです。なので、勉強に集中するために必要なエネルギーが少なくてすむというわけです。
食事が生活習慣を作る
規則的な生活習慣を作っていくうえで気を付けたいことは、なんといっても睡眠時間(寝る時間、起きる時間)でしょう。
毎日23時に布団に入って5時に起きる、など自分なりに決めていくことが大事です。
その上で、食事の時間と食べるものもなるべく決めていくことができれば理想的です。
健康的な生活習慣を作るための鉄則としては「毎日必ず朝・昼・夜の3回食べる」ということです。
特に最近の高校生は「朝ご飯を抜いてしまう」という人が増えてきているそうですが、朝食が何よりも大切なのです。
朝ご飯を食べないとどうなるのでしょうか。
まず、脳に栄養素が行きわたらず、脳の活動力が低下することは言うまでもありません。
また、食事をするということは消化器官を活動させ体温を上昇させるということにもつながります。それができないので、体そのものが活動モードに入ることができません。午前中をぼーっと過ごしてしまうことになりかねないので、必ず朝食はとるようにしてください。
それでは、次にどんなものを食べればいいのかということについてお話しします。
勉強に必要な栄養素とは?
勉強、つまり頭を動かすのに最低限必要な栄養素は2つです。
それは脳のエネルギー源となる「ブドウ糖」そしてそれをエネルギーへと変換する「ビタミンB1」です。
ブドウ糖
エネルギーへと変換される栄養素は炭水化物、脂質、タンパク質の3つがあります。
この中で、炭水化物を体内の消化酵素で分解して最小の単位になったものが脳のエネルギー源となるブドウ糖となります。
脂質、タンパク質をいくらたくさん摂取しても脳のエネルギーに変換されることはないということですね。
受験生のための食事、という観点ではこのブドウ糖、すなわち炭水化物の重要性が圧倒的に高いといえるでしょう。
「勉強で疲れたら甘いもの」というのは、多くの人がいっていることです。ブドウ糖の「糖」というところからこのイメージを強くもっている人は多いのですが、
必ずしもそうとはいえないというのが実際のところです。半分正解で半分間違い、といったところでしょうか。
たしかにチョコや飴など甘いものにはもちろんブドウ糖が入っており、すぐに吸収して脳のエネルギーに変換できます。
しかし、だからといって甘いものを一気に摂取しすぎてしまうと血糖値が一気に上昇し、インスリンが多く分泌されるのです。
かえって反動でそのあと血糖値が一気にさがってしまい、脳のエネルギーがすぐなくなってしまう原因にもなるのです。また、甘いものにはブドウ糖以外の果糖や香料など、脳にとって不必要なものも多く含まれているものです。
ですから、基本的には甘いものによるブドウ糖の摂取は一時的なエネルギー補給だととらえるのがいいでしょう。少量ずつ補給するなどの工夫が必要です。
最もおすすめするのは、炭水化物をしっかり摂って徐々に血糖値を上げていくということです。
炭水化物がブドウ糖に変換されるまでには時間がかかるので、その分エネルギー切れの心配も少なくなるのです。一度食事をとればその後しばらく食べなくてもいいということは、栄養素以外に気を付けるべきことである「空腹感」も解消されるということです。
ですから、受験生の食事ではしっかりと白米などの炭水化物をとることが最も重要なのです。特に朝食ですよ!
ビタミンB1
ブドウ糖の重要性は先に述べた通りですが、そのブドウ糖をエネルギーへと変換してくれるのがこのビタミンB1です。
ビタミンB1は、私たちが摂取した炭水化物を消化、代謝してくれる消化酵素を手助けしてくれるという働きをもっています。
これが不足していると糖質がうまくエネルギーに変換されないため、体がだるく感じたり、慢性的な疲労感などにつながるとされます。
ビタミンB1は豚肉や大豆製品、ナッツ類、ごまなどに多く含まれています。
つまり、いくら糖質が重要といってもそれだけではダメで、肉、魚、野菜などをバランスよく摂取していないといい食事とはいえないということですね。
また、穀物のはい芽の部分(米であれば、ぬか)にも多く含まれています。白米の代わりに玄米を食べるのもとても有効ということです。
朝食、昼食、夕食 それぞれどんなものがいいのか
ここまで受験生の食事に理想的な栄養素をあげてきましたが、具体的にどのようなものを食べていけばいいのでしょうか。
基本的には、「1日3食」「なにかに偏らない、栄養バランスの良い食事」という大原則が守られていれば大丈夫です。
その上で、一日の勉強のスケジュールなども加味しておすすめの食事をお教えします。
朝食
まず、朝食は先ほども言ったようにもっとも重要なものです。
白米を中心として、体のエネルギーになるものをしっかりと摂取していきましょう。
ビタミンB1が多く含まれる大豆製品や、脳を活性化させる栄養素であるDHAが含まれる青魚などもいいでしょう。
例えば、
白米、焼き魚、味噌汁、納豆
というような昔ながらの朝食はまさに理想的なメニューといえますね!
朝からしっかり食べる習慣がない人は最初は難しいかもしれませんが、慣れていきましょう。
試験本番は午前中ですから、朝からしっかり量をとって体と脳を働かせる必要があります。
朝食が一番多い量になるくらいが理想的です。
昼食
満腹感を感じると眠くなったりして午後勉強が手につかなくなることもあるので、量は少な目で。
たんぱく質や脂質をとると、お腹がいっぱいになりすぎることもなく「食べた感」を得られるので良いでしょう。
特に豚肉はビタミンB1も豊富に含まれておりおすすめの食材です。
また、糖分を少しとって脳に即効性のエネルギーを届けるのも良いですね。ヨーグルトなど、乳製品が良いかもしれません。
夕食
夕食は、寝る前なので消化のよいものを食べて早めに寝れる体制に入るのがいいでしょう。
睡眠中も消化を続けたまま眠ると寝ている間も消化器官を動かしていることになり、眠りが浅くなってしまうからです。
うどんやそばなどは消化が良い食べ物の例です。揚げ物やスナック菓子などは消化があまりよくないので、特に大切な試験の前日などにはおすすめできません。
早めに夕食を食べ、早めに就寝するようにして翌朝たくさん食べるのが理想的な生活習慣です。
どうしても間食したい、、そんな時には
間食をしたくなったときにおすすめするものがあります。それはズバリ、「おにぎり」です!
先ほどから書いているように、受験生にもっとも必要な栄養素はなんといってもブドウ糖、すなわち炭水化物です。
ですから、おにぎりというのはとても理想的な間食なのです。
ゆっくりと分解されてブドウ糖に変わっていくので腹持ちも良く、ひとつ食べれば十分です。食べ過ぎて眠くなるということもありません。
具については好きなものを食べればいいと思いますが、あえておすすめするとすれば個人的には梅がおすすめです。
梅干しに多く含まれているクエン酸は新陳代謝を活発にし、疲労回復に効果があるとされています。
気持ち的にも、酸っぱいものを食べるとリフレッシュされた気になりますよね。
まとめ
いかがでしょうか?普段何気なくしている食事も、気をつけようと思えば気をつけられることはたくさんあります。
一番大切なことをまとめると、
・「食事」と「睡眠」でできる生活習慣が、タフな受験勉強の何よりの基盤になる
・「1日3食」「偏りのない、栄養バランスの良い食事」がポイント
・勉強に必要なのは「ブドウ糖」と「ビタミンB1」のふたつの栄養素
となります。皆さんも、この記事を参考にして健康的な生活習慣を手に入れてください!
そして、今以上に勉強をがんばっていきましょう!!
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