受験勉強は時間との戦いです。本番までの限られた時間の中で確実に合格に近づいていくためには高い集中力を持つことが必要ですが、受験生にとってスマホの存在がその集中を妨げてしまっている場合があります。勉強をしなければいけないのに、どうしてもスマホをいじってしまう。スマホをなんとかして封印したい。そんな悩みを持っている人に対して、受験生向けのスマホ依存対策を紹介します。
スマホ依存が受験生に与える悪影響
そもそも、スマホを使ってしまうことでどのような悪影響があるのでしょうか?
勉強時間が減る
一番直接的な影響は勉強時間が減ることです。当然の事ではありますが、1度に5分から10分程度の時間を頻繁に繰り返していると実際は大きな時間をロスしているにも関わらずあまり時間を無題にし気にならないため注意が必要です。
集中が途切れる頻度が高くなる
そもそもの勉強時間が減ることと同じように悪影響になるのが集中が頻繁に途切れることです。スマホでメッセージの確認する数秒の間でも、一時的に勉強から意識が離れることでまた勉強に戻った際に、何のことを考えていたのか脳が切り替わるで時間がかかってしまいます。
勉強に戻ってから脳が追いつくまでの時間が受験勉強においては非常にもったいないです。これを繰り返していると、勉強時間をそれないりに確保しているにもかかわらず、あまり頭に入っていないということにもなってしまいます。
スマホ依存のステップ
スマホが受験生に与える悪影響を認識した上で、自分がどの程度スマホに依存しているのかを把握する必要があります。
日常的にスマホをいじるが管理ができている
この状態では、ほとんどスマホ依存ではありません。スマホを操作する時間を受験勉強を完全に切り離せていれば問題ありません。
スマホに夢中になって少し時間が過ぎてしまう
このあたりの受験生がおおいのではないでしょうか?勉強を始める時間とわかっていてもついつい時間が過ぎてしまうことがある場合はスマホに依存してる自覚を持つ必要があります。
勉強時間中も頻繁に開いている
勉強すると決めて机に向かっているのに、メッセージの通知がきた際に開いてしまったり、さらには通知などがなくてもふと何となく開いてしまう人はかなり注意が必要です。これがどんどん加速していくと重度の依存症となり直すのが困難になってしまいます。
食事中や移動中も頻繁にスマホを開いている
勉強時間に頻繁に開いてしまうだけでなく、食事中や歩いているときなど暇さえあれば開いてしまう場合は本人も十分自覚している場合が多いですが、重度のスマホ依存と言えます。
受験生スマホ対策まとめ
【受験生スマホ対策①】スマホを使っている時間を把握する
まずは、自分が1日の間でどのぐらいスマホを使っているか把握する必要があります。
スマホ利用時間をアプリで把握することができます。
スマホアプリ『moment』を利用する事で、1日の中で何時何分に何分間スマホを利用したかがわかります。
先ほど紹介したスマホ依存のステップと照らし合わせて、自分がどのぐらい依存していて、どの時間帯に習慣的に操作しているのかを正確に把握しましょう。
【受験生スマホ対策②】使う時間を決める
スマホを使うことで勉強時間が削られてしまうといっても、全くスマホを使わないというのはなかなか難しいため使用する時間を事前に決めておく事が必要です。
1日3回〜5回に分けて10程の時間を確保して、連絡の返信やその他必要なことはその時間にこなすようにしましょう。そうするとそもそも時間が限られるため、本当に必要なことを考え直すことも必要になります。
【受験生スマホ対策③】通知をオフにする
①②での対策が最も重要ですが、それをサポートするテクニックの一つがスマホの通知をオフにすることです。通知があることでスマホを見てしまうということが防げるだけで大きな効果があります。また、スマホを開かなくても通知がきた時に勉強から目を離してしまうということもありますが、それも予防できます。
【受験生スマホ対策④】使用を防止するアプリを使う
通知をオフにするだけでなく、一定の時間になったらスマホの機能を強制的に停止させるアプリがあります。
こちらを使う事で、さらにスマホの利用をおさえる事ができます。
【受験生スマホ対策⑤】スマホアプリでの学習は避ける
最近では、スマホを使って動画講義を見る事ができたり、単語などを覚えることができるサービスやアプリが増えています。こちらのサービス自体はうまく活用できれば学力向上に役立てることができるのですが、スマホ依存気味の受験生は意識的に避けることをおすすめします。どうしてもスマホを見る機会が増えてしまうと、勉強のついでに関係ないことをしてしまう可能性が高まってしまいます。
まとめ
受験生にとって、スマホと上手くつきあっていくことは重要なテーマの一つです。まずは、自分がどのぐらいスマホ依存になってしまっているのかを把握した上で、多少強引な方法も使いながら改善していく事が大切です。この記事で紹介した具体的な方法を使って勉強の質を高めてください。