大学受験を目指す高校生のみなさんにとって、避けては通れないのが定期テストです。受験勉強を早期に始めた受験生の中には、学校の定期テストは無駄だから勉強しないという人もいますが、実際はそんなことはありません。
もちろん、全ての科目で満点狙いの勉強をするのは非効率ですが、学校の定期テストを活用して受験勉強も進められれば、非常に有利であることは間違いないでしょう。
そこで、定期テストを使った受験勉強の進め方について、紹介したいと思います。
集中して取り組む科目と分野を定める!
まずはじめにやるべきことは、集中して取り組む科目と分野を決めてしまうことです。定期テストは基本的に同じ先生が作りますから、大体どのような形式の問題がでるか、予想できるはずです。また、一方で自分の志望校の入試問題つまり過去問をよく調べ、どのような問題が出ているのか調べてください。そして両方を突き合わせて一致する範囲や形式が、みなさんが集中して取り組むべき場所なのです。
科目全体の点数は気にしない!
上記のように集中するポイントを決めると、逆に勉強から漏れてしまうテスト範囲もあります。例えば、志望校で文学史の知識が全く出題されなければ、定期テスト時にもあまり勉強しないわけです。そのため、科目全体の点数は悪くなってしまうこともありえます。しかし、目的はあくまで「狙った分野・形式で高得点をとる」ことですから、科目全体での点数は気にしてはいけません。
授業や先生を活用する!
次のポイントは、授業や先生を活用することです。定期テストの直前では、定期テストの範囲を先生が細かく解説してくれたり、自習時間として使わせてくれたりするなど、勉強する環境が整います。また、学校で使う教科書や問題集でなくても定期テスト範囲であれば、先生も快く解説や説明をしてくれるでしょう。このタイミングを活かし、自分が決めた範囲を徹底的に勉強してしまうのが、効率の良いテスト対策なのです。
復習を徹底する!
定期テストにありがちなのが、復習せずせっかくの結果を活用できていないケースです。
自分が決めた範囲は、徹底的に復習することと、もともと頑張ったのにできていない箇所、つまり苦手範囲が判明したということですから、普段の勉強にフィードバックしてください。いつも使っている参考書でもう一度その範囲をやるとか、自分の問題集で似た問題を解き直すなど、やるべきことはたくさんあります。
まとめ
定期テストではどうしても点数にこだわってしまい受験勉強にあまり必要のない知識ばかり暗記したり、ただ問題を覚えてしまって本質的な学力が上がっていなかったりなど、落とし穴が多くあります。しかし、逆に周りが上手く使えていないツールを上手く活用できれば、受験勉強において周囲に対して一歩リードできます。
みなさんも効果的な定期テスト対策を行い、受験勉強の役に立てていきましょう!
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