受験勉強を妨げる最大の敵は眠さだと言っても過言ではありません。最近では色々な眠気対策グッズとありますが、本当に眠いときにはあまり効果はありません。
ここでは、受験勉強で眠いときの対処方法を3つのポイントから説明します。
受験勉強における眠さの種類を理解する
まず、受験勉強をしていて眠いというのは大別すると2パターン存在します。1つは純粋に疲れていたり、睡眠が不足していたりして眠いときです。そしてもう1つは、脳が飽きている場合です。
脳が飽きているというのは、自分の身の回りの情報に対して、興味を持てなくなっていることです。みなさんも経験があると思いますが、興味がない話を延々と聞かされたり、面白くないテレビをずっと見ていたりすると、だんだん眠くなりますよね。まず眠気に襲われた場合、その眠気はどちらのパターンなのか判断しましょう。
疲れや睡眠不足のときは、むしろ休もう!
疲れや睡眠不足のときは、むしろ休むのが良いでしょう。その理由は、受験勉強が作業行動ではなく、学習行動であるからです。
作業行動とは、モノを運んだり、片方から片方に文章を転記したり、ひたすらタイピングしたり、といった単純作業のことです。
これらは眠くても作業することができます。(もちろんミスが起こりやすくなりますが。)そして結果的に眠いときにやっていた作業がうろ覚えであっても、作業自体が成立していれば問題は発生しない可能性が高いのです。一方、学習行動というのはみなさんご存知の通り、勉強です。勉強ですから暗記をする必要があります。暗記科目でなくとも、定理や解法を理解することは本質的には暗記要素を含んでいます。
そして暗記を行う上で眠さで朦朧としていることは、完全に不利です。学習効率的にはほぼ無駄な行動に近いと言えます。
ですから、疲れや睡眠不足のときはむしろ休んでしまって、翌日早い時間から行動するべきなのです。
飽きている脳に、刺激を!
一方、脳が飽きているときはどうでしょうか。これらは体や脳が疲れている訳ではなく、目の前の情報に興味を持てなくなっている状態です。
よって、こういうときは刺激を与えてやれば良いのです。例えば、立ち歩いたり携帯で興味のあるサイトを見るのでも構いません。
しかし一番有効なのが、人としゃべることです。人としゃべることで視覚と聴覚に刺激を与えることができますし、自分も発言しなければならないので情報受信だけでなく、情報発信する必要があるからです。
そして最強に有効なのが、緊張感のある会話をすることです。例えば、怖いと感じている先生や先輩、普段近寄りがたい予備校講師や事務の方、見知らぬコンビニ店員の方、など誰でも良いのです。緊張感のある会話をすることで、プレッシャーが生まれてアドレナリンが放出されます。そのため、他の方法ではあり得ないスピードで眼が覚めるのです。
みなさんもボーッと授業を聞いていたら急に先生に指されて、ハッとなって物凄いスピードで目が覚めた経験、ありますよね。
まとめ
いかがでしょうか。
眠さは受験勉強の大敵ですが、実は体の状態を知るためのサインでもあるのです。眠くなったときは自分の体の状態を見極めて、有効に時間を使いましょう!