みなさんは普段暗記の勉強をどのようにしていますか?
ノートや裏紙に書く人、音読する人、読んでいるだけの人、さまざまだと思います。
大学受験においては、暗記はクリティカルな要素です。
理解して覚えることも大切ですが、それ自体には意味のないことも覚えなければいけません。
そんなとき、暗記はどうしても欠かせないのです。
ここでは、暗記の種類をいくつかに分けて、それぞれどのように暗記をしていくべきか、解説しましょう。
①長い単純暗記
意味のないものを長々と覚える場合です。
英単語や年号ではなく、歴代天皇や歴代首相、中国王朝、古文の助動詞と接続など、一気にたくさんのものを暗記する場合です。
こういったときは、あまり意味を考えず歌かリズムに乗せて一気に覚えてしまうのが有効です。
そのときのコツは何と言っても音で覚えること。空で、いつでも言えるようになるまでひたすら繰り返してください。
また、歴代首相など個別の人命などは覚えているが、順番を覚えたいときは頭文字をとって覚えるのも良いでしょう。
みなさんも、「イクヤマイマイ、オヤイカサカサ、、、」(歴代首相)や「スイヘーリーベーボクノフネ、、、」(元素記号)というのを聞いたことがあるかもしれません。
②短い単純暗記
英単語や古文単語がこれに当てはまります。
これらは似てる意味や反対語など、グループにして覚えるのが有効ですが、そもそもコアとなる言葉を知らなければいけません。
例えばboy=男の子ですが、bやoやyを見ても男の子の意味は全然湧いてこないでしょう。
単純暗記しかないのです。しかしこういったものは数が多い上に短いため、音読ではなく繰り返し読んで覚えるのが適しています。
単語帳などを使うときもノートに書いたり、音読したりする回数を減らして読む回数増やしましょう。
何度読んでも覚えられないものは、ゴロなどを使うのも有効です。
③複雑な暗記
化学の分子構造、数学の公式など音読では覚えづらいし、かといって見ているだけでも覚えられるか不安。
そんなときに有効なのが書き取りです。
基本的に複雑なものほど、体全体を使って覚えた方が効率的ですから、書き取りをしながら音読したり、何度も読んだりすると良いでしょう。
さらに言えば、大学受験で出てくる複雑な暗記ほど実はきちんとした背景(なぜその分子構造になるのか、なぜその公式が導けるのかなど)が存在しています。
書き取りをするだけでなく、その事象の背景を考えながら書き取りをすることで、意外と理解型で暗記できてしまうことも多いでしょう。
まとめ
大学受験においては暗記をすることがほぼ必須事項であり、暗記せず大学に合格するのは不可能と言えます。
だからこそ、その暗記を効率化して本当に時間を割きたい過去問演習や苦手の克服を、上手に進めていきたいところですね。