我が子の勉強法は大丈夫!?子どもの勉強法の振り返り方 PART2

勉強する手

保護者のみなさんはお子さんの勉強法についてどのくらいご存知ですか?

大学受験は自分で考えて自分で行動する良いチャンス。
なんでも保護者が口出ししてしまうのは良くありませんが、たまには向いている方向がおかしなことになっていないか、振り返ってあげることも大切です。

前回のPART1では、方針で語ること、学校や塾の様子を聞くことをご紹介しました。今回のPART2では、志望校や将来の夢について語ることをテーマにしていきます。
我が子の勉強法は大丈夫!?子どもの勉強法の振り返り方 PART1

①志望校に行きたい理由を聞いてみる

志望校に行きたい理由を聞いてみるというのは、お子さんの受験に対する決意や気持ちの固さを知るための質問です。

志望校に行きたい理由自体には、さまざまなパターンが存在します。
医師や歯科医、弁護士のような専門職に就きたい場合は、そもそも大学の学部の時点で制約が存在します。
一方、就職の優位性やブランドという観点で志望校を選ぶ場合は、学部はともかく大学名が重要になるでしょう。

大切なのは「確固とした理由がある」ということです。
受験生とはいえまだ18〜19歳ですから、世の中のことを俯瞰してみることはできず、自分の視野から見えるものから全体を判断しがちです。
しかし、その少し不足のある情報の中でも自分なりに考え、スタンスを決めることは重要なことだと言えるでしょう。

ですから、理由に対して批評する必要はなく、話すときのトーンや語調から、お子さんがどのような覚悟で大学受験に臨んでいるのかを確認するのです。

②志望校と将来の夢のつながりを聞いてみる

①の通り、理由自体には批評する必要がなくても、あまりにも浅い動機で大学受験に臨むのは大変もったいないことです。

そのようなときは、将来やりたいこととその志望校のつながりを聞いてみてください。
将来の夢は具体的な仕事でなくても構いません。「こういう社会人になりたい」、「こんな人間にはなりたくない」といった抽象的なものでも構いません。

そのときに大切にしたいのは、自分が描く将来像と入りたい志望校が、何となくでも同じ道筋の上に見えるかということです。
例えば「将来は他人に尊敬される人になりたい」というイメージがあるならば、大学受験の志望校はそこそこの努力で入れるところではなく、一生懸命頑張ってやっと入れるようなところであるべきな気もします。

いずれにせよ、保護者の方は「良き質問者」であるべきです。
批評家や先生になった瞬間、お子さんの心は閉じてしまうでしょう。
なぜなら自分でも自分の持っている将来像や目標に、不安があるからです。

まとめ

いかがでしょうか。
今回はお子さんの勉強法を振り返るためには、志望校に留まらず、将来の夢を軸に話すことの重要性をご紹介しました。
次回も、引き続きお子さんの勉強法を振り返るテクニックにつき、ご紹介します。

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