保護者のみなさんはお子さんの勉強法について何かご存知ですか?
大学受験は自分で考えて自分で行動する良いチャンスです。
なんでも保護者が口出ししてしまうのは良くありませんが、受験生もまだ半分は子供です。
たまには向いている方向がおかしなことになっていないか、振り返ることは大切です。
稀に見るケースでは「気付いたら息子が文系になっていた」、「知らないうちに浪人が決まっていた」などという驚きのケースもあります。
そんな事態に陥らないための、子供の勉強法の振り返り方をご紹介します。
①成績ではなく、方針で語る
まずはお子さんとの会話をしましょう。
成績について、考えていることや今後の方針について傾聴してください。
ご本人が考えていることがだんだんわかるはずです。
思春期で保護者の方との会話を嫌がる子もいるかもしれませんが、自分の方針や作戦が語れないようではいけません。
高校、塾や予備校、大学受験料まで支援してもらうのですから、5〜10分の時間は惜しませてはいけません。
また、方針が偏っており考えを変えないようなら「方針には納得できないが、頑張っているのは事実だから応援や支援はする。しかし方針は自分で決めたものなのだから、結果は自分で責任を取りなさい。」というのが正解です。
保護者のみなさんも受験のスペシャリストではありません。
もしかしたら考え方は頑固でも、みなさんに想像できない効率的な方法で、勉強しているかもしれません。
その芽を摘み取らず、しかし自分の決めたことは自分で責任を取ることを教えるのが、有効な方法です。
②学校や塾の授業について聞いてみる
別の機会には、学校や塾の授業についても聞いてみましょう。
保護者のみなさんもご経験があると思いますが、学校や塾では授業を受けているとはいえ、その価値はまちまちです。
特に主要科目の授業を、本人がどのように捉えているかが重要です。
学校の授業には良し悪しがあるが、一部は活用できている。
そして塾の授業については概ね満足している。このような場合ならあまり心配はありません。
一方、塾にばかり傾倒し学校で勉強をしていない雰囲気や、あからさまに学校の授業の悪口だけ言うようなケースは注意が必要です。
自分が納得いく話以外は聞く耳を持たなくなっている可能性がありますので、今後の受験勉強ではより広い視野で勉強していく必要があります。
大学受験は確かに自分自身のための勉強ではありますが、その中でも他人への理解や違う考え方の理解が大切です。
他人の意見も聞かず、ただ自己満足で勉強しているようでは、暗記ゲームと変わりません。
まとめ
いかがでしょうか。
今回はお子さんの勉強法を振り返るために、方針で語ること、学校や塾の様子を聞くことをご紹介しました。
次回も、引き続きお子さんの勉強法を振り返るテクニックにつき、ご紹介します。
我が子の勉強法は大丈夫!?子どもの勉強法の振り返り方 PART2