早い人だと小学生ころから模擬試験(模試)を受験することになりますが、大体の方は中学生ころから受験回数が多くなるものだと思います。
高校生になって更に受験回数が増えて、高校三年生で人生で一番模試を受験する回数が多くなるのではないでしょうか。
受験を目指して受けることが多くなる模試ですが、その目的やどのように活用すべきかというのを理解していない場合があります。
知っている人は確認として、知らない人はこのような意見もあるのだという感じで今回の記事を読んでください。
まとめ
- 自分のレベルを確認
- 勉強のペースメーカー
- ありがちなミス(解いて満足、解くと実力UP)
まとめて言いたいことを言ってしまうと、上の3点が今回の記事の要点です。
これより下には、もう少し分かりやすく内容を説明していきます。
自分のレベルを確認
受験生の中での自分の位置を確認
模試の最大の目標は、受験生の中での自分の位置、レベルを確認することだと思います。
大学受験は、大学進学を希望する日本中の高校生が競争相手となります。競争相手が多すぎて、その競争相手を含めた集団の中で自分の位置を個人で把握することができません。
そのため、多くの受験生が参加する模試を受験することで自分の位置を確認します。
単に実戦レベルの問題を解きたいという場合、各予備校が出している実戦問題集というのがあります。それを解いてみることも良いでしょう。
自分の弱点を確認
実戦レベルの問題での自分の出来で、自分の弱点を確認することができます。
自分の弱点は問題集を解くことでも確認可能ですが、本番に近い環境で解くのはまた発揮できる実力が異なる場合があります。
特に緊張しやすい人は模試をこなすことで場慣れしていく必要があります。
集団で勉強、テストを受けるというのは学校と同じなので慣れていることだと思いますが、集団の構成員がクラスの人間ではなく知らない人になったり、学校ではなくあまり馴染みの無い場所まで移動して模試を受験することになります。
そうすると普段とは異なる精神状態で受験をすることになります。
部活で移動や練習試合に慣れている場合、それと同じようなものだと考えてもいいかもしれません。
また、全体的に点数が低い場合、弱点云々という話ではなくなります。そういう場合は全体的に実力が無いので基礎から勉強しましょうということになります。
弱点を確認するということは、模試は復習が必須のイベントだと考えてください。
勉強のペースメーカー
受験勉強を継続していく中で、自分の実力を本番に近い環境で確認できる機会はあまり多くありません。
そのため、模試を普段の勉強の成果を発揮する場ととらえて勉強することも可能です。
この時に、注意することがあります。
それは模試のためには勉強をしないということです。
センター試験対策や志望校別の対策をすることは勿論良いのですが、模試だけのために対策することは時間の無駄です。そこで点数を取ることが出来たとしても、本番を見据えての勉強ではないため意味がありません。
ありがちなミス
ここからは模試に関するありがちなミスについて説明をしていきます。模試や実戦問題を解くことは大事なのですが、そこで止まってしまう人が多いような気がするので注意してください。
解いて満足
模試を解いたら、その日の内か翌日には自己採点と解説を読んでください。そして、少なくとも1週間以内に解き直しをしてください。
模試は1科目最低でも60分ほどかかります。
終わったら次の科目へというわけにもいきません。
また、自分で模試や実戦問題集を解いている場合、終わったから次の科目という風にもできますが、それでも結構な時間をかけて問題を解いているはずです。
この様に非常に時間がかかる模試・実戦問題演習をすると、何か勉強した気になれます。
ですが、模試で大事なのは結果を知ることです。なので、解きっぱなしは無意味です。
解くと実力UP
この様に非常に時間がかかる模試・実戦問題演習をすると、何か勉強した気になれるということを書きましたが、復習をせずに解いただけで実力が上がると思っている節がある人がいます。
繰り返しになりますが、模試は普段の勉強の成果を試す場です。
普段から本番へと向けて基礎から勉強をしてレベルアップしていく中で模試の様な実戦レベルの問題を解くことが出来るようになります。
まとめ
- 自分のレベルを確認
- 勉強のペースメーカー
- ありがちなミス(解いて満足、解くと実力UP)
模試は解きっぱなしは駄目で、自分の弱点をしっかりと認識して復習をしましょう。また結果が返ってきたら、自分のレベルを確認して今後の勉強に生かしましょう。