センター試験は非常に特徴的な独特の試験です。過去問演習に取り組むと中々ボーダーラインを超えることができず苦労する受験生は少なくないでしょう。
また受験生にはやるべきことがたくさんあります。
基礎固めの単語帳、基本演習の問題集、応用演習の問題集、第一志望校の過去問、さらには学校の宿題等挙げればキリがありません。同時にそれはセンター試験「だけ」に時間をかけることが難しいということを示しています。
時間が無い中で特徴のあるセンター試験に対応し、かつ各々のボーダーラインを超えなければならない、そんな受験生におすすめなのが戦略的に学習する方法です。
Contents
まずは相手を知ること!とにかく1回解いてみよう
効率的かつ戦略的にセンター試験勉強に取り組むにはまずセンター試験を知ることから始めましょう。
まずは相手を知ることがとても重要です。とにかく1回解いてみましょう。
1回解いてみることで、次項で説明する現状分析を進めることができます。
現状分析のためには自分の力量を正しく測る必要があります。
そのため、1回解く際には科目ごと、大問ごとの難易度を見極められるべくすべての問題に触れるように解きましょう。
時間が足りなくて解けない問題があるのが一番もったいないので注意しましょう。
現状の分析と目標点の設定をしよう
1回過去問を解いたらそれを元に現状分析を行います。
まずは現状分析に先立って総合目標点の設定を行いましょう。
今回はボーダーを超えるための戦略的学習法なので、総合目標点はボーダーラインに設定します。
次に現状分析の際に気をつけるポイントは、自分の解くスピードと難易度を大問ごとに押さえることです。
センターは数年に一度問題が変わりますが、大きな構成や問われる範囲はそこまで変わりません。
そのため、例えば「数学大問1は時間がかかるし難しいので後回し、大問2は時間がかかるが易しいのでしっかり取り組む」といった作戦が具体的に立てられます。
仮に問題が大きく難化した場合はこの限りではないですが、それは他の受験生にとっても一緒なのでボーダーも下がると考えてよいでしょう。
現状分析が済んだら総合目標点に対して科目ごと、大問ごとの目標点を設定しましょう。
大問ごとの目標点を立てる際には時間対得点の効率を最大化することを念頭に置くと良いでしょう。
決して全科目全大問で満点を取る必要はありません。自分が一番早く一番取りやすい大問はどこか見極め計画的に勉強することが、ボーダー必達のために重要なことです。
勉強計画を立てよう
科目まで細分化して目標が立てられたら、あとは勉強計画に落とし込みましょう。
ボーダー必達のためにおすすめの考え方が、なにも勉強計画については「センター限定の計画」にすることは無いということです。
なにをやるべきか考える際にはセンター限定でやるべきことを考えるのではなく、極力他の勉強と重複してできることはないか考えるのがポイントです。
あくまでボーダーを超えられればよいので、センターに特化せず受験勉強全体の効率を考えて計画立てしましょう。
月に1回センター形式の受験がおすすめ
センター試験のボーダーラインを超えられるかどうかは「志望校に対して自分の基礎固めがどのくらいできているか」の指標でもあります。
そのため月に1回はセンター過去問やセンター模試を行い、点数推移をチェックできるとよいでしょう。
他にも応用できる勉強がおすすめ
前述のとおりセンター限定の勉強をするよりも別の勉強を兼ねて取り組めるものをおすすめします。
例えばセンター専用の問題集を解くよりも、他の勉強にも応用できる単語や文法問題集に取り組むのがおすすめです。
センター試験は問題形式に特徴があるものの問われる範囲は教科書レベルかつ基本的なことです。
問題形式への慣れは次のステップに回し、まずはボーダー達成のために基礎固めを行うとよいでしょう。
英語を例に取れば、文法問題集に取り組むことでセンターの点数が上がり、同時に英語全体の点数も底上げされるのがベストです。
まとめ
今回取り上げた勉強法はなにもセンター限定でなく他の試験にも応用することができます。
大切なのは、まず相手を知る、次に現状分析と目標立てを行い、さらには計画立てと実行を行うという流れです。
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