中学生、高校生の時、私は数学が非常に苦手でした。更に、小学生の時には算数が苦手でした。算数、数学と内容が難しくなるので、積み重ねが必要な部分で十分な積み重ねが出来ていなかったのだろうし、正直あまり興味ないというのもあります。
そんな私が数学ではこの勉強方法は失敗するからやめておけという内容を紹介します。高校生の日常勉強から大学受験レベルまでの話となります。
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教科書傍用問題集の使い勝手の悪さ
最大の欠点は、解説が無いに等しく、解答だけが掲載されているというものです。教科書傍用問題集としては、『4step』が有名ですが、どれも問題のレベルが異なるだけで似たような構成となっています。
解説自体はありますが、学校を通して購入するという形になっています。そのため、普通生徒はこの解説を持っていないことになります。
授業を受けること前提の構成となっているから、解説が無いのだと思います。流れとしては、授業を理解して、宿題で解いて、授業でその問題に対する理解を確認するということになると思います。
毎回毎回ちゃんと復習をすることで、理解が深まるということは理解できます。ですが、自分で勉強を進めることが非常に難しくなります。
解説があれば自分で進めることができる分野に関して、授業を待つ必要はありません。予習の意味を考えれば、自分で分かるところはより完璧を目指したり、難しい問題を解く方に時間を当てたりしたいです。
そのため、より解説が充実した問題集を買う必要が出てきます。
ここでは、皆さんご存知だろうチャート式の白をお勧めします。
白チャートなんて簡単だろって思うかもしれませんが、基礎~センターレベルの問題をしっかりと解けるようにすることが大事です。
特に数学が不得意な人の場合、基礎の基礎から確認して、どこの部分の基礎が解けないかを確認することが大事です。基礎的な部分が理解できなければ、その更に前段階に戻る必要も出てきます。そういう意味でも、白チャートの様な基本的な問題集を解いてください。
教師の授業が早いと感じる時
通っている高校のレベル、受けている授業のレベルなどによって、教師の授業の説明の仕方というのは変わると思います。
授業進度が極端に早くて、クラスのほとんどが理解出来ないという場合、教師に早すぎると抗議をする必要はあります。ですが、特段そのような意見が出ていない場合、教師が付いてこられると期待する早さには達していないので、付いていけるように何らかの行動をする必要があります。
- 教師に質問しに行きながら、進め方が早い気がすると言ってみる
- 教科書+aで予習をする
- 赤点回避を頑張る
教師に質問しに行きながら、進め方が早い気がすると言ってみる
私が高校生の時に、授業の進め方が早かったり、板書を消すのが早いと判断すると授業中でも「早いです」と発言する生徒がいました。
それで教師も早いと思っていたり他の生徒に聞いて早いと分かると少し遅くしたり、早くないと思うとそのまま進めたりということがありました。
なかなか授業中に声を出すというのは難しいかもしれないので、授業終わりなどに質問しに行く際に少し早いとか、あの早さだと理解するのが難しいと伝えてみるのも一つです。多少遅くなったり、どうすべきかの改善案をくれるかもしれませんし、そういうのを聞いてみてもいいでしょう。
教科書+aで予習をする
授業が教科書と教科書傍用問題集を中心として進むので、その内容を理解するために、上述の様に白チャートで予習をしてしまうという方法です。
苦手意識のあるものを自分で勉強するのはハードルが高いと感じるでしょうが、教科書レベルの基礎問題だけでもいいのでしっかりと理解することが大事です。それより上の問題を解けるかどうかは、基礎をしっかりとできるようになってから気にすることです。
赤点回避を頑張る
受験で数学を使わないとか、数学ができない分は他の科目でカバーするという決意をしたなら、これもOKです。程度の差はあれ、大学を決める際には似たような決断をします。
この方法を選択する場合であっても、教科書の基礎的な部分はしっかりと理解する必要があります。そうしないと、40点くらいは取れません。
白チャートの使い方
チャート式は本屋に数学の参考書を見に行ったことがある人なら、かならず目にしたことはあると思います。それくらい有名な参考書・問題集です。
白チャートのレベル
様々に種類がある内でも、白チャートは難易度が低いものです。
https://www.chart.co.jp/reader/subject/tokushoku.html
上記のURL先からもわかるように、白チャートの問題のレベルは高くてもセンター試験レベルです。それよりも上のレベルを目指すなら、青チャートや別の問題集にも取り組む必要はありますが、センター試験までの基礎固めという意味合いなら、白チャートで十分と言えます。
演習と復習
演習と復習にあたっては、以下の3点に注意してください。
- 原理・原則を理解
数学が苦手だとその説明すら読むのが嫌になり、基本的な説明の部分の理解がおろそかになります。
そのため、基本的な説明として記述されている部分、原理・原則はしっかりと読み込んで内容を理解するようにしてください。
解きながら理解することも大事なのですが、事前にある程度、内容に対する理解を深めておくと、問題を解いての理解もより深まります。
- 演習=解く過程を理解
基本的な部分を理解したら、実際に問題演習を行います。
問題演習の際に重要なのは、正解不正解の数ではありません。正解が多いことは、理解が高いということなので良いことです。ですが、一番重要なのは、問題を解く過程を理解することです。
振り返ってみると、解くことだけに躍起になって、解く過程、解き方に対してもっと焦点を当てるべきだったと思います。苦手であればこそ、ただ解くことに焦点を当てるのではなく、解き方にも焦点を当てるべきだと思います。
- 復習=理解した過程の再現
演習で解いた問題を、1週間以内にもう一度、更には少し時間を開けてもう一度解くことで自分の理解度・定着度を確認する必要があります。
この時に、単に問題が解けた解けなかったではなく、解く過程をどこまで理解できたのか、理解できなかったことをチェックする必要があります。
まとめ
数学が苦手だと、学校の教材や授業の方法からなかなか抜け出そうという気にならないかもしれません。まずはその授業を理解しようと思うことは重要ですが、理解出来ないのであれば、他のものを使ったり、どうしたらいいのかを聞きに行くことが大事です。
白チャートを使って、弱点克服を試してみてください。