受験科目で日本史論述がある人は夏頃から対策をしないといけません。ですが、一体どうやって勉強したら良いのか分からないとか、今の勉強方法は正しいのかという疑問を抱えている人向けに、日本史論述の勉強方法を1つ提示します。
インプットは7割位終わっている
論述演習をするためには、問題文を読んで何を書いたらいいのかを感がつく必要があります。そのためには、まず教科書や基本れbルの問題集の場合、7割位の正解率で解ける必要があります。勿論、これから日本史の基本的な知識を完璧に近づけつつも、センター対策や論述対策をしていくことになります。
論述対策のためには、日本史用語の単純暗記ではなくて、用語の背景や原因を理解しながらの勉強になります。単純暗記に比べて最初は効果が出にくいかもしれませんが、論述試験を視野に入れている以上、確実に必要な勉強方法となります。
論述勉強の基礎
論述対策をする場合、志望先大学の過去問を解いて、答え合わせをして、間違えた箇所や書き漏らした箇所を復習して、再度問題を解きなおすという流れが一般的かと思います。このためには、解説部分に解答のポイントなどがある問題集がほとんどですが、実際に応え合わせをしてくれる人や解答のポイントを説明してくれる人がいる方が心強いです。この際に重要になってくることは、1度解いた問題の解答はなるべく内容を理解して暗記してしまうことです。その理由は、その解答というのは問題のテーマに対する要約となっているからです。類題が出た時に、解答を一から構成するのではなくて、必要な部分だけを抜き出すことが可能となります。
論述問題集“考える”日本史論述 「覚える」から「理解する」へ
基礎的な知識がないとこの問題集を解いても、勉強の効果は見込めません。ですが、基礎知識を付けた後、過去問の演習の前に、この「論述問題集“考える”日本史論述 「覚える」から「理解する」へ」を解いて、論述の作法を身につけましょう。この問題集は問題が各テーマごとに分けられていて、また解答の採点基準もあるので独学でも勉強しやすいという利点があります。
志望校と論述形式が違う場合があるかもしれませんが、論述対策の基礎として取り組んでください。通常の日本史の勉強と並行としながら、週に5題位まで解くようにしてください。
過去問演習
上の問題集を週に5題ずつ解いていくと、2カ月半位で解き終わることになります。その間に、日本史の基礎は終わり、センター試験対策も始まっていると思います。基礎部分やセンター試験レベルの完成度次第ではありますが、遅くとも10月後半か11月頃には過去問演習を始めて欲しいです。基礎やセンター試験レベルで培った知識と、論述問題集で得た作法を過去問用に変えていくことになります。
過去問演習の本格化はセンター試験終了後からになります。だから、センター試験まではセンター試験対策を重視しつつ、徐々に過去問演習を行って行ってください。
まとめ
論述対策は基礎知識が無いと解けませんし、基礎知識があっても今度は基本的な論述問題で論述慣れをしないと解けない問題です。解いたら解きっぱなしではなくて、間違えた箇所や不明確な箇所を教科書などで復習して、解答を再度書いてみてください。そして、その内容を理解して覚えるようにしてください。1つ1つが地道な作業になりますが、粘り強く取り組むことで道は開けます。