基本的に自由英作文問題には、語数制限がつきものです。志望する大学によって、語数の多い少ないは変わりますが、多いからと言って難しいわけでもなく、少ないからと言って難しいわけでもありません。
志望する大学と語数によって問題に特徴があり、しっかりと対策をすることで十分合格点をとることが可能です。
今回は語数を2段階に区分けして、それぞれの対策方法を紹介していきます。
語数の区分けについて
便宜上、50~90語の場合と90語以上の場合と2つに分けます。このように分けたからと言って、必ずしもきっちりとこの範囲内に問題が収まるわけではありません。その点をご理解ください。
「自由英作文対策:基礎の基礎」でも触れていますが、英作文の書き方は大きく2種類あります。
導入=意見表明
本論=①意見の根拠と具体例、②反対意見への譲歩+反論+具体例
結論=意見の再確認
本論で①とするか②とするかで書き方が変わります。どちらが書きやすいということはありませんので、自分が好きな方を選択するのが一番です。勿論両方の書き方を出来るようになるのが良いのですが、まずは両方試してみて、自分に合う方を確実に書けるようになってから、別の方法を試す方が良いでしょう。
どちらの方法が書きやすいかは原則、書く皆さんの好みに依存しますので、以下の私の考えは参考程度にとどめていただければと思います。
50~90語の場合
50~90語と少し短めから少し長めまでの英作文となる場合、本論は①とする方が良いでしょう。語数が少なければ「根拠1つ+具体例」で書くことになりますし、語数が多ければ「根拠2つ+具体例」で書くことになります。
何故50~90語の場合、本論①を使う方が良いのかと言いますと、構造を単純にすることが出来るからです。本論②で書こうとする場合、前提条件として文字数が多く無ければ、十分に説得力がある構成で書くことが出来ません。
そのため、少し短めから少し長めまでの英作文に対応するには、本論①を使って根拠と具体例を増やしていく書き方がシンプルで覚えやすいと思います。
90語以上の場合
90語以上の場合は、本論①でも②でもどちらでも可です。90語以上と語数が長いので、その語数を埋めるためにも、どうしても構成を長くする必要があります。
本論②では「反対意見への譲歩+反論」を含める必要があるので、本論①の様に「根拠+具体例」だけの構成よりも長くなります。
「50~90語の場合」でも説明したように、「根拠+具体例」を足していくことで長い語数にも対応することが出来ます。
まとめ
以上、「50~90語の場合」と「90語以上の場合」の英作文の書き方について紹介ました。大きく書き方が2つあるということを紹介し、どちらがいいかは各人の好みと言うことになります。
実際にどちらがいいかは自分で書いてみて試してみるのが一番だと思います。方法論を覚えたら、あとは練習あるのみです。書いた後、1つ1つ復習していくことも大事だということも忘れないでください。