日本史とまとめノート

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まとめノートの効果

勉強をしていると日本史に限らずどの科目でも「まとめノート」を作りたくなるのではないでしょうか。今回は、日本史における「まとめノート」についての考えを紹介したいと思います。

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まとめノートは時間の自作は無駄

結論から言えば、まとめノートを自作することは時間の無駄です。日本史の教科書を読んで、それを自分でまとめるのは大変手間がかかる作業です。

日本史の教科書の厚さを見てください。教科書の中でも分厚い方ですが、その記述内容をしっかりと読んで自分で分野ごとにまとめるなんて非効率的で、ただただ時間の無駄です。

そういった作業は受験に受かってからか、余程日本史が好きで自分なりにどうしてもまとめたいという人だけがやればいいことです。

教科書の内容がコンパクトにまとまったものを得たいのであれば、本屋の参考書コーナーで探してください。または、図表を確認してください。

役に立つまとめノート

全方位的にまとめノートが無駄なのかというと、そうではありません。まとめノートが役に立つこともあります。

・自分が理解しにくい部分を整理

・要点のみを整理

上記の場合もまとめノートですが、役に立つと思います。とは言え、作り方に一考の余地があります。

自分が理解しにくい部分を整理

理解しにくい部分を整理ということは、授業や問題集で分からない部分だけをまとめるということです。授業のノートに補足情報を書き込んだり、再度時系列や項目ごとに整理したりする必要があります。

問題集で分からない問題の解説などの情報をまとめたり、既存のノートに書き足したりすると、より内容が分かりやすくなります。

分からない問題に関連して、分からない問題だけを集めた問題集を作ることも可能です。ですが、その場合、問題を書き写すのではなく、問題をコピーしたり、問題集の該当箇所に付せんを貼るなどして目立たせるだけで十分です。

スキャナーとプリンターが家にあるなら、コピーしたものをノートに貼り付けるのも良いのでしょうが、正直それでも手間ですから、問題集に付せんを貼っておけばいいと思います。

それってまとめノートじゃないと思うかもしれませんが、ノートには分からない問題の解説などの関連情報をまとめた方が楽ですし、他の事項との関連付けもできます。

受験勉強ノート

要点のみを整理

分からない問題の解説などの情報をまとめるにも似ているのですが、ただただ重要な部分だけをまとめた要点ノートもある程度効果があると思います。

正直、似たようなものが付いている問題集があるので、改めて自分で作ることは推奨しません。日々の勉強の復習の中で作る以外では、買った方が早いですし、作る意味もありません。

ここまで読んでくれた方は私がまとめノートの作成には否定的な考えを持っていることに気が付いていると思います。

受験をいかに効率よく乗り切るかと考えた時に、他の科目の勉強や活動がある中で、素人が時間をかけてまとめるよりも買った方が早いです。

また、まとめノートを作るなら、買えない内容のものを作る必要があるというだけの話です。

その他のノートの使い方

まとめノート以外にも、ノートは板書を書き写したり、問題演習用に使ったり、暗記用に使ったりとできます。

 

演習用のノートと暗記用のノートについて説明をしていきます。

演習用ノート

「問題集で分からない問題の解説などの情報をまとめたり、既存のノートに書き足したり」ということの補足説明になります。

問題演習用のノートを別に用意するか、学校の授業で使っているものと併用するかはどっちでもいいです。それはノートがルーズリーフであればそもそも併用という感じにはなりません。また、ノートのページ数が多いものであれば、授業用のノートが複数になるということも無いですし、仮に複数になっても管理しやすいかどうかは本人次第です。

演習をしていくと、正解の問題、不正解の問題が当然出てきます。演習の後には必ず解説を読むと思いますが、そこに記載されている情報で重要なものもノートに書いていくと良いでしょう。

重要な情報は以下のものです。

・不正解の問題の解説のキーワード

・正解の問題の解説のキーワード

不正解の問題の解説のキーワードは間違えた問題なので、次に正解するための知識として重要なのは分かると思います。知識が曖昧だから間違えるのであって、その知識を補充する必要があります。

正解の問題の解説のキーワードは正解した問題であっても、今の知識をより正確にするために確認の意味合いで書きましょう。勿論、書く必要が無いと判断したものは書かなくても問題ありません。

キーワードを書き写す際は、解説文を全て一言一句違わず書き写すのは効率が悪いです。そのため、その中のカギとなる部分だけをメモ書きする方が良いです。

メモ書きとなると説明が簡略化されて、意味がないのではないかと思うかもしれません。詳しい説明は前後の情報を含めて読めた方が良いです。そして、それを全て書き写すのは効率が悪いので、簡略化したメモにした方が良いです。

簡略化したメモにするメリットは、キーワードの間を自分で考えるようになるということです。詳細に説明されていると、読み飛ばしてしまうようなことでも、書かれていないと自分で間を埋めて情報を考える必要が出てきます。

そのため、簡略化したメモは時間的な面でも学習的な面でも効果的と言えます。

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まとめ

今回は日本史のまとめノートについての考えを紹介しました。受験生は時間が限られている以上、なるべく非効率なことはしないでくださいという内容となっています。

また、まとめノートを作る場合、本屋では買えない内容とする必要があります。

勉強方法の好み、向き不向きがありますが、自分でやる必要があるかどうかや、効率的かどうかでものを見ると、やるべきことがより明確になると思います。

 

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