皆さん、日本史は勉強していますか?
日本史の様に理解だけではなくて暗記箇所も多い科目となると、まずは一問一答問題集をと思う人は多いのではないでしょうか。
この一問一答問題集は正しい使い方をしないと、大変非効率な勉強方法になってしまいます。そうならないために、正しい使い方を紹介していきます。
一問一答の使い方
暗記科目だから教科書なんか読まないで全て一問一答問題集で行けるだろう!
そう考えていたら、それは間違いです。
ある程度、日本史の流れを教科書などで理解していないと、一問一答問題集で年代順で出ていたり、年代が出ていたりしてもぶつ切りに近い感覚で暗記をしていくことになります。
だから、勉強する順番としては下の様になります。
①教科書の任意の範囲を読む
②それと同範囲を一問一答問題集で読み確認していく
教科書の任意の範囲を読む
教科書の任意の範囲というのは10分くらいで読める分量で構いません。
一問一答で一気に勉強しようとして、教科書の読む範囲を広げるのはあまりいい考えとは言えません。学習が進んでいない段階では、まずは教科書でさらっと確認して、その内容を一問一答で再確認するという流れが良いです。
広い範囲を勉強する場合、教科書の太字を確認してからという方法もとれます。
段々と教科書内容の理解が進んでからは、毎回毎回教科書を確認する必要はありません。
但し、自分が不安な範囲や強化したい範囲の場合、教科書を確認してから一問一答に取り組むことも全く問題ありません。
同範囲を一問一答問題集で読み確認
まっだ日本史の勉強が進んでいない段階では、まず教科書で歴史の時系列や物事の流れを確認してください。
その知識を確認して定着させるために、一問一答問題集を使います。
繰り返しになりますが、大きな流れを簡単にでもいいから理解をした上で、その確認のために一問一答をするという流れにしましょう。
また、一回一回の勉強で完ぺきに覚えようとする必要はありません。英単語の暗記でも同じなのですが、忘れることを前提に覚えるまで繰り返すというのが重要です。
何かを覚えるとなると一回で覚えようとする人がいますが、正直無理です。一回で覚えるなら、教科書を読んだ段階で覚えてしまうので、そもそも一問一答をする必要はありません。
説明⇔単語
一問一答というと、何かの説明を読んで、これは何か?の様な形式を想定すると思います。
この説明だから、この単語だ!(説明→単語)
最初はこの方法でも良いのですが、より勉強が進んだり、論述を視野に入れた勉強をするにはこの方法では足りません。
逆に単語から、その内容を説明するという勉強もすると、日本史に対する理解がより深まります。単語からその内容を説明できるようになると、論述試験の勉強としても効果的となります。
この単語は、こんな説明だ!(単語→説明)
まずは、「説明→単語」の勉強をして、自分の目的に応じて「単語→説明」の勉強をしましょう。
山川と東進の一問一答集
一問一答の形式というと、これらの問題集の様な重要語句とその説明のような形式を思い浮かべる人が多いのではないかと思います。
上に書いた様な勉強をする場合は、この形式の一問一答問題集を選ぶ必要があります。
志望校の試験で論述よりも知識問題が出題される場合、大学別の問題集のほかに、この形式の一問一答を使って知識の確認をすることをおススメします。
まとめ
暗記だから一問一答問題集というのは間違いではありませんが、使い時を間違えると効率が悪くなってしまいます。また、問題集によっても、一問一答の形式が異なったりするので、自分の目的に合致するかをよく確認する必要があります。また、あくまで教科書で読んだ内容や問題集を解いた後の知識確認用として使ってください。
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