大学受験の試験といえば、ほとんどすべての受験生が受ける試験、それがセンター試験の英語科目です。
センター試験の英語は、英語が得意な受験生であれば85%以上取るのは難しくありません。
しかし、センター試験の英語の平均点は概ね60〜65%くらいであり、85%まで狙うならば点数にして40〜50点ほど伸ばす必要があります。
前回はセンター試験の英語の点数を確実に稼ぐ・アップさせるための、センター英語の前提知識をご紹介しました。
今回はそれを具体化し、実際の勉強における対策を解説します。
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時間配分に気をつけろ
前回説明したように、センター英語の制限時間はなかなかシビアです。
試験時間は80分ですが、その中で長文複数題を含み、様々な形式の問題を解く必要があります。
その上でポイントになるのは、
・発音、文法などを限りなく瞬殺することで長文に時間を回す
・長文でわからない単語や、悩んでしまう選択肢に引っ張られず決めた時間で解答し続ける
ことです。
特に後者は重要です。
東大現役合格者や帰国子女ですら、センター英語で満点を取れないことはままあります。
逆に言えば、最低限のミスは仕方ないと割り切って自分なりの時間配分を作り、任務を遂行するがごとく淡々と時間通りに解答していくべきなのです。
問題ありき
みなさんが目指すのは試験の結果である得点であり、文章を鑑賞して感動することではありません。
ですから問題に対して正答することを重視してください。
・長文問題を解く際は、文章からではなく問題から読み、予めどこをしっかり読むか決める
・可能であれば選択肢まで読み、正答に向けて「どのポイントが正否を分けるか」まで理解して臨む
という方法が良いでしょう。
間違っても長文を読んでから問題を読み、再度長文に戻るといった非効率な解答プロセスを採用してはいけません。
問題に慣れる
慣れる、というのはとりあえず適当に演習しておこうという投げやりな話ではありません。
センター試験はすべて記号ですから、その中で難易度を分けるためにひっかけ問題が潜んでいることは前回説明しました。
ひっかけるときの方法にもいろいろありますが、基本的に長文問題で使われるは白と黒(正解と不正解)の間にグレーの選択肢をおいて、白黒どっちに近いか判断させるという方法です。
こればかりは最早英語力だけでは対応しきれず、一定の慣れが必要です。つまりどんなときに白で、どんなときに黒なのか、判断基準を自分の中に作るということです。
一方、文法問題には「出せば必ず一定の受験生が必ず間違える」問題(完了形、仮定法は鉄板です。)があるので、それをパターンとして覚えてしまえばそれまでです。
まとめ
今回は具体的な勉強法について紹介しました。
上記の通りセンター英語は慣れが必要です。
早めに対策を開始し、直前期には他教科の勉強に時間を取れるように対策を進めていきましょう。