受験勉強をしていて、やる気が出ないとか、モチベーションが上がらないなどといったことはないでしょうか?
そういったやる気の低下についての対処法ではなく、そもそも受験勉強を習慣化してしまおう!という考え方をpart1で紹介しました。
〜前回のおさらい〜
・習慣化には1〜2週間が必要
・はじめはやる気が無くても絶対続ける
・自分にとって難しすぎない音読か数学をやる
ここではその続きで、実際に習慣化した一部の学習を利用して、どのように継続して受験勉強に向き合っていくのかを説明していきます!
習慣化した受験勉強を、勉強開始の合図にする
習慣化した勉強は、その日の勉強開始の合図にしてください。
それを続けることで、脳は「この作業をしたら勉強に集中しなきゃ!」と理解してくれますので、自然と次の勉強に集中し、かつやる気も出てくるようになってきます。
ここでのポイントは、習慣はなるべく同じ時間に繰り返した方が良いということです。
前回例示した、朝のトイレや夜の歯磨きも一緒ですね。
ですから、普段受験勉強をするタイミングを考えておき、そのときに応じた習慣を利用します。
例えば、学校が終わり塾で自習、その後講義を受けて帰宅し自習、といった場合。
勉強開始のポイントは塾の自習室と、講義の前、帰宅後の3つですから、それぞれに対応した習慣を用意しておきます。
それに成功すれば、塾の自習室と、講義の前、帰宅後にそれぞれの勉強をしないと何となくムズムズするし、その勉強をすれば自然と次の勉強にも集中できるのです。
作業興奮を利用する!
みなさんにはこんな経験はありませんか?
「あまりやる気は出なかったけれど、試験が控えているからとりあえず着手したら、いつの間にか集中していて時を忘れていた…」
この作用がまさに作業興奮です。
人間の脳は、仮にやる気のないこと、やりたくないことでも、実際に着手するとそれに集中したり熱中したりするという特性があります。
習慣化ではこの作業興奮という作用を目一杯活用します。
まずはじめに特定の決めた習慣に取り組みます。
所要時間は5〜15分。
そして次に自分の勉強を開始しますが、そのときのために前日の勉強を少しだけやり残しておきましょう。
答え合わせだけやらないでおいたり、最後の数問だけ取っておくといった感じです。
こういった中途半端な状況も脳は嫌いますので、かなりストレスなく受験勉強に入っていくことができます。
そして前日やり残した勉強を10〜20分ほどやっているうちに作業興奮が作用し、どんどん勉強を前に進めたい情報になっていくのです!
まとめ
このように、本当の習慣化は2ステップで行います。ただの音読や計算練習だけでなく、その後の作業興奮を誘発する仕掛けを作ることで、かなりの効率で勉強を進めることができます!
関連記事
効果的な勉強習慣の作り方!