大学受験に臨むみなさんは自分の志望校をどこに設定していますか?
普通ならばなるべくレベルの高い大学、人気のある大学に通いたいのが心情ですよね。
しかし、大学の価値は知名度や偏差値だけでは語りきれない側面もあるのです。
大学生や社会人に聞くと、自分で選んだ志望校や進学した大学に後悔を感じている人が一定数います。
彼らの多くはあまり深く考えずに志望校を決めてしまい、入学後に後悔することが多いようです。
今回はそんな事態にならないために、偏差値以外の観点でも志望校を選ぶための観点を紹介したいと思います。
①就職の状況
現代ではかなり多くの、ほとんど全員と言っていいほどの学生が新卒での就職を目指しています。
起業やフリーターで働く人もいますが、割合はごく僅かです。
そんなとき、就職率や就職先は大学によって驚くほど異なります。
超有名大学でも就職率は意外と高くなかったり、地方の有名工業大学が95%以上の就職率だったりすることはザラです。
もちろん、有名大学に行けばプライド的にも就職先を妥協しづらいという事情もあるのでしょうが、基本的には就職できなければ意味がありません。留年して学費を払うことや既卒として厳しい就職活動に取り組む必要が出てきます。
②留年や留学の状況
留年と留学では大分話が違いますが、この2点も大学によって差が出ます。
留年は一般的には就職などに不利と言われていますから、大学としては避けてあげるべきところ、その辺りを考慮せずに厳しいカリキュラムを施行しているため、学生の数割が留年してしまうなどという大学も存在します。
逆に留学は昨今の流行もあり行きたい学生も増えていますが、大学のモチベーションが低いため大学側でプログラムを用意していなかったり、対象者の枠が極端に狭かったりすることもあるようです。
もちろん自分で調べて勝手に行けば済む話ではありますが、せっかくならば大学に協力してもらい単位認定などのメリットを享受したいところですよね。
③単位・卒論の状況
最後に見ておきたいのは単位や卒論の状況です。
入学したのは良いものの、勉強に追われすぎて課外活動が全くできなかったり、卒論で留年してしまったりするようでは、当初の思い描く大学生活とズレてしまいます。
もちろん、何でも「楽なものを!」という発想は論外ですが、自分が送りたい学生生活のイメージが大切です。
例えば、どうしても実家から出て一人暮らしをしなければならない場合、家事の時間も必要ですし、ご家庭の事情によってはアルバイトもして生活費を稼ぐ必要があるかも知れません。
そういった事情や、自分ができることもよく考えて大学を選ぶ方が良いでしょう。
まとめ
大学は最低でも4年間通い、OBやOGとしてみなさんに一生ついて回るものです。
偏差値だけで大学を選ぶこともできますが、就職や学生生活のことも考えて、後悔しない志望校を決めていきましょう。
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