中学校の勉強と高校の勉強の最大の違いは勉強量が格段に多くなることです。同じ3年間でも圧倒的に勉強量が増えます。
勉強量が増えた結果、勉強にかけるべき時間も相応に必要になります。
今回の記事では、毎日の勉強、独学方法、定期テストなど受験勉強前の高校での勉強方法について紹介したいと思います。
毎日の勉強
時間管理の必要性
1日の睡眠時間、通学時間、休み時間の使い方、放課後の使い方など厳密にきっちりと決める必要はありませんが、凡その時間を把握して管理する必要があります。
怠惰に過ごす時間も1日の中では必要ですが、それにばかり時間を使うと定期テストや受験時期に後悔することになります。
必要な睡眠時間は人それぞれですが、睡眠時間を短くして昼間に寝てしまうのは意味がありません。退屈な授業、体育の後、昼飯の後などどうしても眠くなる時はありますが、ある種の例外を除いて眠くならないだけの時間を睡眠に確保しましょう。
授業の受け方
効率よく勉強をしようとすると、授業で話されることは授業中に理解しようとするのが良いです。
勿論、教師が話す内容や授業で行った演習内容を一度で全てを理解出来るはずがありません。ですが、なるべく時間をかけず理解したいというのも事実です。
そのために、予習・復習の重要性を認識する必要があります。
予習と言っても大きく2つ方法があります。
1つは授業を担当する教師が指定する方法です。例えば、英語の授業であれば、単語を調べる、該当部分を訳す、ワークを解くなどでしょう。
もう1つは、次回以降の授業に向けて自分でする予習です。ここは人それぞれになるのですが、例えば教科書の該当部分を読み進めて大雑把な理解を得たり、更にそこから基本的な問題を解いたりするなどがあります。
教科書や参考書を使って自分で勉強を進められるのであれば、学校の授業を待つ理由はありません。
また、復習にあたっては、授業中にとったノートが重要となります。加えて、その内容で分からない部分があった場合に、理解を深められるような参考書や教科書ガイドがあると良いです。
授業中のノートの取り方は、板書を写す、教師の発言で重要なものを書く、気づいたことを書くとなります。
ノートは大学ノートでもルーズリーフでもどっちでも構いません。メリットデメリットがあるのですが、正直好みの問題です。
ノートを取る際に、過剰なカラフルさは不要です。また、文字も特別丁寧に書く必要はありません。ノート提出をすることが決まっている場合に、他人でも読める程度の配慮は必要です。
余白を作って後からメモを出来るようにするということも言われますが、付せんや別ページに書けばいいことです。
要は、自分が授業、ノートの内容を理解するために、過剰な手間をかけない方法であれば良いと認識してください。
カラフルノートは要注意!受験勉強のノートの正しいまとめ方とは?
上記の記事でもノートの使用方法について書いていますので、参考にしてください。
宿題・提出物のタイミング
宿題・提出物を授業の理解度確認のために生徒に課す教師もいます。
正直、宿題関連はなるべく学校で、休み時間にやってしまった方が楽です。
理由は3つあります。
1つ目は、家でやるのが面倒くさくなり宿題をやるのを忘れてしまう可能性が高い。
2つ目は、休み時間などの方が授業のすぐ後の方が内容を覚えているから、後でやるよりも時間がかからない可能性が高い。
3つ目は、時間の有効利用。
面倒ごとはとっとと片づけてしまった方が、宿題忘れにもなりませんので良いかと思います。
独学方法
学校の授業についていくために、予備校・塾に通うという選択肢もあります。
予備校・塾に通うのも1つの正解ですが、自分を拘束する時間が増えます。そうすると不自由度合いが格段に上がります。
授業でも、参考書でも理解するのは自分です。
自分で解説を読んで理解するという能力は、何かをするに当たって非常に重要な能力となります。そのため、自分のペースで進められる参考書の方が良いと言えます。
定期テスト
定期テストをしっかりとこなしていくことで、各科目の基礎を得られると思ってください。
定期テストで点数をとれなくても、受験本番時に間に合えば良いという考えは1つの正解です。ですが、普段の勉強をおろそかにするということは、それだけの時間を捨てているのと同じことです。
定期テスト対策
定期テスト対策の勉強は遅くとも2週間前には始めてください。もしかすると、まだこの時期にはテスト範囲の授業が終わっていない可能性はあります。ですが、それは後で勉強すれば良いだけの話です。
テストの告知が遅いという場合もあるかもしれませんが、年間スケジュールがあるはずなのでそれを確認してください。
アウトプット重視の勉強
アウトプット対インプットの比率は、6対4から7対3位のイメージを持ってください。
勉強をするとなると、教科書の確認、授業ノートの確認、プリントの確認などを重視して、問題演習が少なくなることがあります。
これらの情報のインプットは勿論大事なのですが、必ず問題演習をして自分が問題を解けるだけの知識を持っているかを確認する必要があります。
学校の勉強に限らず、情報を正しくアウトプット出来ないと他人から実力を認められません。
教科書、ノート、プリントなどを確認→総合問題→個別対策+教科書など→総合問題→個別対策
この流れを最低3回は繰り返しましょう。
教科書、ノート、プリントなどを確認
授業の内容をほとんど覚えていない場合、教科書などの確認に少し時間をかけて復習をしましょう。授業の内容を割と覚えている場合、重要事項の確認だけに留めましょう。
総合問題→個別対策+教科書など→総合問題→個別対策+教科書など→…
まずは総合問題と解いて自分の理解度を確認しましょう。
教科書などで知識をインプットした後は、問題集のテスト範囲を最初からやっていく方法もあるのですが、まずは自分がどれだけ理解しているのかを総合問題で確認する必要があります。
理解度を確認することで、この分野は基礎からしっかりとやった方がいいとか、基礎はさらっとやって応用に力をいれるべきだとか、どの分野を集中してやるべきかを理解出来ます。
個別対策は問題集の該当範囲を解いていくことになります。この際に解説を読むだけではなく、教科書やノートに戻って理解度を確認する必要があります。
あの後に、また総合問題と個別対策+教科書などという流れが続きます。定期テストの少なくとも2週間くらい前からこの流れを少なくとも3回は繰り返せるとしっかりと内容を理解でき、問題を解くことも出来るようになるでしょう。
まとめ
「高校1年生必読 高校の勉強はどうなるのか?」と題して、高校になると勉強量が増えること、どの様に勉強したらいいのかを紹介してきました。高校生になって、色々することしたいことがあると思いますが、いかに自分の時間を管理するか、いかに無駄な時間をつくらないかというのが大事です。無駄な時間を作る場合も、コントロールされた無駄さで時間を過ごす必要があります。