受験生のみなさんは、普段どのようにノートをとっていますか?
日本の伝統的な授業のスタイルは、生徒が先生の話を聞きながらノートにメモを取るというものです。
先生も黒板を利用してなるべくノートが整理されるような板書を行います。
しかしその現実は、板書を手で写しているだけな場合もあります。
小学生であれば字を書く練習にもなりますが、徹底的に効率を追求したい大学受験生にとっては非効率にもなりえます。
そこでここでは、受験勉強における効率的なノートの取り方を2つのポイントで解説します。
①後から読まないノートは取らない
授業を聞くことは大切ですが、ノートを取ることで点数が上がるわけではありません。
授業を理解して次に進むこと、問題を解けるようになることが重要です。
よって、後から読まないような内容はノートに取っても意味はありません。
また、後から読むとしても先生や講師の板書そのままであれば、スマホで写真を撮ったり(もちろん許可は取りましょう)、友達にコピーさせて貰えば良いのです。
しかし、友達からコピーさせて貰うならば、授業中は時間ができますね。
その時間を徹底的に理解や演習に充てましょう。
授業と同じ内容を普段使っている参考書や問題集で確認したり、集中して話を聞いたりして、理解に努めるのです。
友達からコピーさせて貰いつつ授業中もぼーっとしているようでは、ただのサボりであることは言うまでもありません。
②後で見返すべきメモを取る
これは①の裏返しでもあります。
後で見返すべきメモというのは、要は授業中にわからなかったポイントや質問すべきポイント、もしくは絶対に暗記したいポイントや、過去問で確認したいポイントなど、授業の後になるべく早く処理すべきもののことです。
例えば英語の授業。
英作文でbecauseの正しい使い方を教わったとしましょう。
しかし先生の説明が理解できなかった。
入試ではほぼ必ず出てくる単語ですから、ノートにメモをしておいて、後から辞書で調べたり、先生に質問に行ったりすれば良いのです。
そして取ったメモはどんどん消していくのです。
消すと言っても、消しゴムでは効率が悪いので、チェックやバツ印をつけていきます。
そうすればみなさんのノートは、「やるべきことリスト」になります。
ノートを開けばすぐに次に自分がやるべきことが、わかるようになるのです。
まとめ
いかがでしたか?
ノートの使い方1つ取っても、受験勉強の効率はかなり変わってきてしまいます。
普通のノートに板書を写すのは、早くても10〜15分。
何百枚ものノートを普通に取ることを考えれば、数十時間以上が削減できます。みなさんも工夫してノートを使っていきましょう!
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