大学受験のテクニック:英作文の勉強方法②

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ルール1:毎日最低1問は解答例を読む

ルール2:問題文について自分の意見を考える

ルール3:意見は説得力の理由がつくなら誇張しても良いし、真実でなくても良い

ルール4:自分で書く

 

前回「大学受験のテクニック:英作文の勉強方法①」では上記4つのルールを紹介しました。大学受験の英作文への導入の勉強は終わり、いざ英作文を勉強しようとしても自分の考えってどうやって持つんだよ!って人に向けた記事となっています。

今回はこれに続くルールを紹介していきます。

ルール5:解答例をまねて書く

ルール3で自分の意見を考えたと思いますが、実際に問題を解く場合、解答例が賛成の解答であれば自分も賛成で書いてみることが学習しやすいと思います。

その理由として、解答例の大きな構成をそのまま使えて、具体的な部分だけを自分の意見と差し替えれば良いからです。

英作文には、「導入、本論、結論」という構成がありますが、大きく変えるのは本論の部分だけで、導入と結論に関しては少しの変更だけで使える場合が多いと思います。

英作文ではこの構成「導入、本論、結論」を守って書いた方が読みやすくなります。

導入で自分の結論を軽く述べる。

本論で何故自分がそのように考えるかを説明する。

結論で再度自分の結論を述べる。

英語ではこのように端的に自分の意見は何か、そしてなぜそのように考えるのかを論理的に主張することが好まれます。

日本人的感覚からすると、端的に答えることは失礼だったり、情緒が無いと感じることがあるかもしれません。ですが、だらだらと結論が何かを分からない状態で背景を説明されるのを聞くのは非常に苦痛であるという考え方も出来ます。

少なくとも英作文や情報を端的に伝えることを良しとする状況ではこのような構成を使うということを意識してください。

賛成の意見を書いた後は、反対の意見も書く必要があります。

この場合に関しても、解答例を真似て、賛成の部分を反対にして、本論で反対の理由を述べていくという形になります。

ルール6:ルール5とは別の意見を書く

一つの問題に対して複数の解答を書くというのは結構難しい作業ですが、その問題のテーマに慣れるためにも複数の解答を書くというのは有効です。

その場合、テーマに対する意見が豊富にあって、さっきはあっちを書いたから今度はこっちを書いてみるなどと出来るなら良いのですが、普通はそうはいきません。

なかなか別の意見を考え付かないなと言う場合、伝えたい対象を変えると内容も変わりやすくなります。

 

1回目に書いたのは、多くの人が分かるように書いたから他人向けだった。

2回目は、友人向け、家族向け、先生向けなどと内容を伝えたい対象を変えることで、自分が伝えたい意見に変化をつけることが出来ます。

ルール7:日記を書く

このルール7に関しては余裕があればやってみる程度の話となります。

英語の表現で意外に難しいのが、普段の自分の行動を説明することです。そういった、ある種些細なことは教科書や問題集にはなかなか出てきませんし、試験でも問われることはあまりありません。

また、自分の行動ではなくても何気ないことをいざ英語で説明しようとするとどう言ったらいいのか分からないということもあると思います。

日記の書き方は人それぞれなので、どのくらいの分量が多く、どれくらいの分量が少ないかなどは一概に言えないですが、英語で日記を書くと言っても長くても5行位の文と考えてください。

その日に起きた、印象的な出来事、それについてどう感じたか、またはどう結論づけたかを書きます。

例えば、

今日は友人と映画を見に行った。

とても面白かった。

次も見に行く予定だ。

などであれば

I went to see a movie with a friend of mine.

That movie was very funny.

I will go to see a movie next time.

読んでみるとこの程度の文は非常に簡単に思うかもしれませんが、いざ自分で書いてみるとなると難しかったりします。

あまりこの英語で日記をつける作業に時間をかけるわけにもいかないので、いくつかポイントがあります。

英語で表現するのが難しいなと感じた日本語は簡単な言い回しにしたり、余計な修飾を省くことです。

例えば、「今日は友人と映画を見に行った。」はより具体的に言えば、「定期テストが終わりテスト休みである今日は、10年来の友人であるヤマダタロウと、彼が常々行きたいと言っていた映画を、わざわざ片道2時間かけて見に行った」となるかもしれません。

慣れてくればこのような内容を英語で書いても良いとは思いますが、大学受験レベルの英作文にあっては自分が伝えたいことをいかにミスが少ない英文で書くかというのが勝負になります。

そのため、いかに不要な情報をそぎ落とし、端的に情報を伝えるかというのが重要になります。

勿論、和文英訳問題などで、一回文を切ってくれよと思う文章や内容が抽象的なよく分からない文が出たりすることもありますが、それは個別に対策の時やもっと慣れてからすればいいだけの話です。

まとめ

ルール5:解答例をまねて書く

ルール6:ルール5とは別の意見を書く

ルール7:日記を書く

 

大学受験のテクニック:英作文の勉強方法①に引き続き、今回の②では英作文の勉強方法について説明しました。英作文を書くにあたっての実践的な方法は別の記事に譲るとして、今回は英作文を書くだけの文法、単語を準備し終えたらこのように勉強すると自分の意見を持ちやすくなるということに焦点を当てました。

なかなか自分の意見を持つというのは難しいですが、「大学受験のテクニック:自由英作文のブレインストーミング」でも案の出し方を紹介していますし、「大学受験のテクニック:英作文の勉強方法①」でも誇張しても良いし、真実ではなくても良いと言っているので、それをヒントに自分の考えを持つ練習をしてください。

自分一人ではなかなか出来ないという場合、友人と考えてみるというのも一つの方法です。

 

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