理系で大学受験をするのであれば絶対に得意にしなくてはならない数学ですが、みなさんはどのように勉強していますか?
数学が苦手な受験生ほど「数学は考えなくてはならない科目」と誤解をしていますが、ほとんどの問題は解法を暗記することによって対応することが出来ます。
頭を使って考えなくてはならない問題は入試問題でもごく一部です。
つまり体系づけて勉強を進めてから複合問題などの応用に取り組む必要があり、ただやみくもに問題集を解いていても成績はなかなか伸びません。
今回は数ある数学の参考書・問題集の中からおすすめのものをピックアップして紹介していきたいと思います。
特に解法暗記の段階での問題集選びは非常に重要ですよ!
Contents
教科書傍用問題集は侮れない
全ての問題を繰り返し解く
最も初めに解くべき問題集は学校で配られる教科書傍用の問題集です。
受験生の中には学校の授業に価値を見出せず、予備校の授業やテキストを中心に勉強している方も少なくないと思います。
当然、学校の先生たちも人間なので授業の質にバラつきはあり、予備校に重点を置くという考え方もあります。
ですが、テキストは別であると断言できます。
教科書と教科書傍用の問題集はどの出版会社のものでも非常によく出来ています。
教科書には公式の証明も詳細な説明がされているので一度は必ず目を通すようにしましょう。
そして問題集は非常に簡単な問題からある程度難しい問題までありますが、すべて解法を暗記しなくてはならないものなので、問題の取捨選択をする必要が全くありません。
傍用問題集が完璧にできれば、特に対策をしなくてもセンター試験で70点近くとることが出来ます。
徹底的に演習を重ねて完璧にし、定期テストも高得点をとれるようにましょう。
ハイペースで進めていく
注意するのはペース感です。
問題集としての難易度は高くないので3年生になっても使っているようでは、早慶以上の難関大学に進学するのは極めて難しいです。
4stepやサクシードといった問題集は自分で購入することも可能なので、公立高校の受験生などは学校のペースに合わせるのではなく、先取りで勉強を進めていきましょう。
チャート・フォーカスゴールドは辞書的に使う
特に青チャートは非常に多くの受験生が使っているのではないでしょうか?
チャートやフォーカスゴールドといった問題集は非常に分厚く、解法暗記という点においてほぼすべての問題が載っており、網羅性の高い問題集であると言えます。
しかし、各ページの下部分にある練習問題まで手を出すと問題量が莫大になってしまい応用問題に十分な時間をかけることが難しくなってしまいます。
ですので教科書傍用の問題集には載っていない問題を中心に解くようにして効率的に進めていきましょう。
また、基本的な問題でわからない場合はこれらの問題集に立ち返って付箋等を貼るようにしましょう。この問題集に載っていることはすべて覚えるべきことであると意識することが大切です。
徹底的に演習を重ねてください。このレベルが完璧であればほとんどの大学で合格点を超えることが出来ます。
プラン120でセンターを仕上げる
教科書傍用問題集・チャート等ではまだまだ難関大学の過去問演習に対応することはできませんが、センター試験レベルの問題であれば十分に満点を取ることが可能です!
しかし、センター数学は独特な出題が多いので演習を積まないといけません。
ある程度解法暗記が進んできたらセンター試験型の問題集にも取り組んでみてください。
プラン120はセンター試験型の良質な問題120問を集めています。
2~3週間の短期間で仕上げてしまいましょう!
1対1対応で2次試験力を養う
さて、解法暗記が一通り終わりセンターも高得点が取れるようになったらいよいよ応用問題を始めていきましょう。
もちろん人によって違いますが、おそらく本番までに残された時間は長くはないはずです。
大学への数学の1対1対応シリーズは入試問題を中心に、分野ごとで体系づけられています。
難易度はやや高いですが基本事項の複合問題がほとんどです。
つまり、解けない問題でも解説を読めば理解できるはずです。解説を読んでも理解出来ない場合は基本的な部分に穴があるということです。
そういう時はチャートに戻って効率よく勉強していきましょう。
また、問題量も他のものと比較しても多くはないので過去問演習にも十分な時間を費やせるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
難関大学以外の大学はチャート式レベルの解法暗記が出来ていれば満点近くとることができます。まずはどれだけ早くに教科書傍用問題集を完璧にすることが出来るかが勝負です。
基本を怠らずに勉強を進めていってください!
関連記事
受験生注目!効率の良い数学の勉強法とは?
一橋大学の数学対策法について ~過去問演習で頻出分野を徹底攻略!~
苦手克服!大学受験数学勉強法 秘訣は「解法暗記」「まずは真似から」