皆さんは高校や予備校の数学の先生に「数学は復習することで伸びる。」と一度は言われたことがあると思います。
なんとなく復習してるけど成績が伸びない。
復習した時は完璧だったのに他の問題になったときに対応出来ない。
復習自体はちゃんとしてるけどすごく時間がかかって効率が悪いなど復習していて困ったことがたくさんあると思います。
復習の効率を上げるだけで勉強の質は高くなり、成績も伸びます。復習の質を上げて成績を伸ばしたい方は必見です!
Contents
復習の基本方針
復習の基本 分析
復習を行う上で一番大事なのは分析です。
分析とはなぜ間違えたのか、どこでつまずいたのか、何が分かっていたら出来たのかどこを計算ミスしたのかなど、日頃の勉強でこうやれば良かったなど間違えた原因を細かく探ることです。
ここでありがちなミスは計算ミスしたときに計算ミスで分析を止めてしまうことです。なんで計算ミスをしたのか分析することが大事です。
復習の基本 一般化
分析をしていろいろな原因が出て来たと思います。
それが出来たら一般化です。一般化とはあらゆる場合でも使えるようにすることです。分析した要素を見てこの問題はなんでこの証明が使えたのか。
常に使える法則はないのか。
日々の勉強の際に意識すること。
計算ミスをする癖。など分析した要素から同じミスをしない、また他のことに活かせるように一般化することが凄く大事です。
復習のやり方
数学の問題を解いて出来なかった問題を見てみると3つの状態に分けることができます。
その状態ごとに復習の方法が変わってくるので段階ごとの復習法をお伝えします。
全く分からない
最初から出来ないとしたらその問題の方針が立てられていないはずです。
何をやったらいいのか分かっていないはずです。復習する時にゴールから逆算して見ましょう。
解答を一回眺めてなんとなくのやり方が分かったらゴールはどんな状態なのか確認して見ましょう。
ゴールを出すためにどこの数値が分かっていて、どういった図が書けていて最後、公式を使うためにどう変形しているのかなどを考えてください。
そしたら、その状態に持って行くために段階があると思うので最初の指針が決まってくると思います。
途中で止まった
途中で止まった原因を分析してみるとその考え方が分からなかった、公式を使えなかったなどいろいろ出てくると思います。
じゃあ、なんでその考え方や公式が出てこなかったのか考えて下さい。
全く知らない考え方が出たら理解する必要がありますがだいたいは分かっているはずなので教科書レベルから分かっていないのか解法暗記が出来ていないのか出てくると思うので原因に合わせて復習して下さい。
計算ミス
計算ミスも復習する必要あるのかと思う人のいると思うのですが復習を必ずして下さい。計算ミスは減らす努力をすればほとんどなくなると思います。
復習する際に自分の計算過程で工夫の余地が無かったのか必ず見直ししましょう。式変形を一回するだけで計算が凄く楽になることは多々あります。
そういったことを常に意識しておけばテストの時に面倒な計算をせずに楽に解くこと出来てミスも減らして時間も稼げます。
また、計算のミスのパターンは人それぞれあると思うのでそこも分析して下さい。
分数の計算でミスが多いと気がつけば分数の計算をする際に意識して計算できるのでミスを減らせます。
あとは他の方法で出来なかったのかだったり検算の方法などがあればそれを試して見て計算ミスを減らせる工夫が復習の時にできると計算ミスは減らせます。
効率的な復習のタイミング
復習のやり方はお伝えしたのであとはタイミングです。
タイミングを意識してやることで復習の効率は上がるので成績UPに繋がります。
復習1回目
1回目は問題を解いた後のすぐのタイミングです。
上に述べたようなやり方でやって下さい。
これを後回しにすると問題を解く時に考えていたことを忘れてしまって完璧な復習にならないのでまた同じミスをしてしまいます。
なので解いたら必ず1回目の復習を行なって下さい。
復習2回目
問題を解いた翌日に再度解いて見て下さい。
記憶が新鮮だと思うので基本的にはできると思います。
ここで間違えるなら1日目の復習が悪いと思うので一回目の復習の質をあげる意識を持って下さい。
出来なかった問題は出来なかった原因を分析して復習3回目で間違えないようにして下さい。
ここで出来た問題は人に説明出来るレベルなのか確認して下さい。
なんとなくこうだったなと感覚ではなく人に説明出来るレベルなら完璧に理解してると思います。
ただ、なんとなく出来ているなら再度なんとなくの部分を復習して完璧に理解して3回目の復習で人に説明出来るレベルに再度解き直して下さい。
復習3回目
1週間後に再度全問チャレンジして下さい。
この時に時間制限は最初に解く時の0.8倍ぐらいで解けるようにして下さい。
何回も解いた問題なので時間を縮小しても出来るはずです。
間違えた問題はすぐ復習して翌日と再度1週間後に解き直して下さい。
必ず人に説明出来るレベルなのか確認して解いて下さい。
まとめ
復習の目的は間違いから自分の弱点を認識することです。
なので復習の際に意識することは常に自分の弱点が何か考えつつやらなければただの作業になると思うので気を付けて下さい。
復習の質が上がれば成績は必ず伸びるので復習の質を意識して毎日の勉強に取り組みましょう!