あなたはセンター試験の数学で9割取ることが安定していますか?
国立大学を受験する場合は文系、理系関係なくセンター試験で数学は必要になります。私立理系ならセンター利用で数学が必要になります。
例えば、数学で9割取ることが出来たらセンター試験でほとんどの大学でアドバンテージを取ることが出来ると思います。センター試験は対策をきっちり立てれば9割を安定して取ることが出来ます。そこで今回はセンター試験で9割を安定して取れる方法についてお伝えします。
Contents
センター数学の特徴
センター数学の特徴として全問マーク式で出題分野はほとんど固定されていて、配点も決まっています。
試験時間はⅠ・A、Ⅱ・Bどちらも60分です。Ⅰ・Aの特徴として配点がⅠの範囲で60点、Aの範囲で40点です。Aの範囲は3題(確率、整数、図形)から2題選択です。
Ⅱ・Bの特徴としてⅡの範囲で60点、Bの範囲で40点です。どちらも約100個のマークシートを塗る作業が必要です。
そのため、1つ塗るのにかけられる時間は最大36秒です。
なぜ、最大としたのかというと、見直しする時間を考えると5分~10分残すのが理想なので36秒以上掛けていると時間的には厳しいです。
センター数学で9割に必要な力
センター数学で9割を安定させるためにセンター試験で付けなければいけない力が4つに分けられます。
- 短時間でも解き切る計算力
- 計算ミスをしない正確な計算力
- 問題文の誘導を理解する力
- 分かり辛い誘導問題を今まで解いたことがある典型問題に当てはめる力
この4つの力があればセンター数学で9割を安定出来ます。では、どうやってこの力を付けていけばいいのかというと①と②は日々の勉強で意識することです。
ストップウォッチなどで時間を測り、問題を解くときは時間制限を厳しくして計算ミスをしないように検算をしながら問題を解き進める癖をつけるなどを意識してやれば計算ミスは減らせます。
また、センター試験では白紙の紙を渡され計算することが出来ないので余白を使って計算するときに適当に計算するのではなく、順序良く自分がどこに計算したか分かるようにすることも計算ミスをなくす一つの手段です。
③と④は過去問などを解きながら慣れていくのがベストです。出来なかった問題は必ず復習をして再度その大問を解き直して下さい。復習の際はパターン化して同じような問題は必ず解けるような復習をして下さい。
数学Ⅰ・A 9割で安定させよう!
9割安定のポイント
Ⅰの範囲でなるべく得点は落としたくないです。
前述の通り配点もAの範囲と比べると高いです。また、解法パターンが決まっている問題がほとんどです。
具体的には数と式は計算の工夫を行えばサクサク解けます。2次関数は過去問を解いて慣れれば問題のパターンも少なく、計算量も多くないので時間を稼げます。データは計算が大変な時もありますが、データの範囲で使う用語を理解しとけば計算するだけで問題が解けます。図形と計量の最初のほうは公式を当てはめるだけで解けます。だからこそⅠの範囲はなるべく時間を稼ぎつつ、得点を落としたくないです。
Aの選択問題で解くオススメは確率と整数です。
なぜ、図形をオススメしないのかというと柔軟な発想がないとできない問題や自分で図形を描くタイプだと勘違いで間違える可能性があります。確率と整数は解法を理解して演習を積めば、手も足も出ない問題は基本的には出ないので得点が取りやすいです。なので、確率と整数をメインにやって図形は本番で確率、整数で難しい問題が出た時の予備として出来るようにしておいて下さい。
9割で安定させるために
時間配分はⅠの範囲で25分~30分、Aの範囲で20分~25分を目安にしたいです。
理想は5分~10分残して見直しの時間を残したいです。大問1に13分、大問2に12分、選択問題は各10分を目安に過去問を解いてください。時間配分に関しては個人差があるので調整をしつつ過去問を解き進めて下さい。
また、10分見直しの際は出来ない問題に時間を解くのではなく、計算ミスがないか確認して下さい。出来ない問題に時間を割いても出来ないと思うのでやったところは確実に正解してください。
数学Ⅱ・B 9割で安定させよう!
9割安定のポイント
数学Ⅱ・Bはとにかく計算量が多いです。最初の段階で計算ミスをしてしまうと大きなタイムロスをして解き切れません。だからこそ丁寧に計算しつつ、最後まで解き切る力が必要です。
数学Ⅱは微積分の範囲と数学Bの数列の範囲は誘導にのれば点数が取りやすいのでここでは落としたくないです。ベクトルは問題自体が簡単でも計算が多いので計算ミスをしないことが大切です。三角関数、指数対数はパターンが決まっているので時間を掛けずに計算をやり切りたいです。
9割で安定させるために
時間配分は数学Ⅱの範囲に30分、数学Bの範囲に25分を目安にしたいです。理想は大問1に15分、大問2に15分、大問3に13分、大問4に12分を目安に過去問を解き進めて下さい。
復習の際はパターン化して計算の工夫が出来ないか確認して下さい。計算量を少なく出来ると計算ミスの可能性が少なくなります。5分の見直しの時間は検算出来るところは確かめ計算ミスがないか確認して下さい。とにかくスピードを意識して過去問に取り組んで下さい。
まとめ
センター数学は過去問の対策次第で9割安定することが出来ます。センターで失敗してしまうと国立大学の受験を受けられない可能性や大きなハンデを背負って2次試験に臨むことになるのでセンターで失敗するのは無くして欲しいです。数学は計算ミスなどで大きく点数が変わります。だからこそ上に挙げた4つの力をしっかり意識して日々の勉強に取り組んで下さい。9割安定させて志望校合格を目指しましょう。