センター試験で7割以上を得点するような高校3年生でも、英作文を書かせてみると中学英語の基本的な部分が出来ていません。
基本的な部分というのは、三単現のs、単数複数、主語+動詞+目的語の把握などです。これらの内容は高校の文法書でも取り上げられていますが、理解はしているけど実際に書くと忘れてしまうという人向けに復習方法を紹介していきます。
併せて、【英語の基本確認】大学受験を控えた今だから復習しておきたい中学英語もご確認ください。
結論
- 高校入試の英語の問題を解いて実力確認して、90点以上は取れるようにする
- 中学英語教科書or中学英語問題集の例文を和訳、英訳出来るようにする
- 高校の英語の勉強は単語と文法を最優先
私がこの記事で言いたいことは、上記の3つとなります。その内容をこれから具体的に説明していきます。
高校入試の英語の問題を解く
現状の英語力を測るために、高校の参考書、教科書ではなく、高校入試の問題を解く必要があります。高校生であれば解けて当たり前の問題ですが、理解が不十分だとなかなか解くことが出来ないと思います。
自治体によってはインターネット上に公開していたり、塾や予備校が公開している場合もあります。ネット上で見つからない場合、購入する必要があります。
高校入試の問題を解いて自己採点をしてください。
それで90点以上なら問題無いと判断して、それ未満であれば高校で授業を受けるレベルには達していないと判断した方が良いです。
高校に入学するために、試験で90点以上を取る必要はありません。ですが、高校の授業を理解するためには、入試問題をほぼ完ぺきに解ける必要があります。
基本的な部分を理解していないのに、そこに別の基本を乗っけようとしても上手くいきません。
90点未満であれば、しっかりと解説を読んだり、不明な単語、文法を調べて復習をする必要があります。
中学英語教科書or中学英語問題集
中学3年間の教科書または中学英語の総まとめの問題集の例文を和訳と英訳をします。
これらの英文を全て訳すというわけではなく、教科書なら索引の方に英文法のまとめの様な例文一覧があるはずです。問題集でも同じようなものがあるか、章ごとに例文があればそれを使用します。
すべてノートに書いて、必ず採点をしてください。そこで出来ていない部分が実力が足りない部分です。
文法事項は中高と一致しているものはありますが、構成される単語が高校では難しくなっていることが多いです。つまり、中学レベルの単語が分からないのに、高校レベルの単語で構成される英文を理解出来るはずがありません。
ミスをした部分は、些細なミスであっても必ず辞書などで調べて復習をして知識を確かなものとしてください。
面倒であっても、そういう一つ一つの積み重ねが基礎を養っていきます。
高校英語で最初に何をすべきか
英単語と英文法を早めに終わらせます。
下記の記事を読んで、単語と文法の勉強方法を確認してください。
英文法・語法攻略の鉄板参考書「ネクステージ」の使い方を徹底解説!
英単語と英文法のレベルを早めに上げることで、長文問題、英作文問題、リスニング問題などの問題対策もしやすくなります。
単語と文法が分からない状態で、長文を読めるはずがありません。英語で文を作れるはずがありません。話される英語を理解できるはずがありません。
曖昧な理解のままでもセンター試験の様なマーク式のテストでは選択肢を絞ることが出来るので点数を取ることが出来るかもしれません。ですが、センター試験7割以上の点数を取るような受験生でも、三単現のsが抜けていたり、スペルミスだらけなんてことは普通です。
単語と文法のレベルを早い内にあげておくと、学校の勉強も楽になりますし、大学受験対策も楽になります。
まとめ
- 高校入試の英語の問題を解いて実力確認して、90点以上は取れるようにする
- 中学英語教科書or中学英語問題集の例文を和訳、英訳出来るようにする
- 高校の英語の勉強は単語と文法を最優先
勉強に限らず、何においても基礎は大事です。高校生の英語において基礎というのは中学レベルの内容です。まずはそこをしっかりと理解してください。その次に、英単語と文法を理解して使えるようにしてください。