センター試験でも2次試験でも、英語では必ずと言っていいほどに受験で出題されるのが文法問題。
一問当たりの得点は少ないかもしれませんが、ここを落とすか落とさないかで、合否が決まってくるのが受験です。そんな文法問題に苦手意識を覚えている方も多いのではないでしょうか。また、文法ができないからといっていきなりNext Stageのような英文法問題集に取り掛かっている方はいませんか?残念ながらこれでは文法を攻略できません。
そこで、どうやって文法問題を攻略していくのかを、読解英文法と文法問題のための英文法に分けて説明します。
まずは読解英文法!
読解英文法とは中学~高2までに習う、長文読解にも使う基本的な英文法のことです。
具体的には5文型、準動詞、接続詞、関係詞のことで、これらを甘く見ると文法問題どころか長文読解もできません。
まずはこれらをきっちり理解するところから始めましょう。また、文法用語もしっかりと理解し、文の構造や意味を、例文を見ながら説明できるようになることが大事です。
つまり、文法問題集を先にやるのではなく、読解英文法を理解し、長文読解ができるようになってから文法問題集に取り掛かるという順序で進めましょう。
読解英文法→長文読解→文法問題集の流れです。
文法問題の勉強法
次に文法問題です。整序や正誤問題など様々な形式がありますが、ここで重要になることは以下の2つです。
①文の構造を把握すること
②文の意味をしっかりとらえること
当然5文型などの読解英文法が分からなければ①も②もできませんよね。文の構造が分かればどの位置にどの品詞やどんな形の語が入る、などが見えてきます。また、正確に和訳し意味を捉えることで名詞を入れる問題などは攻略できます。読解英文法で学んだ知識を基に、まずは文の構造把握と和訳を行ってみましょう。
熟語勉強は盲点になりがち!
文法問題の中で特に整序問題では熟語に関する問題が出題されることがあります。
これは文法の勉強だけではカバーできません。そこで重要になるのが熟語の勉強です。多くの受験生は英単語はやるけれども英熟語はおろそかにしがちなのではないでしょうか。
もちろん’search for’など英単語を知っていれば熟語の意味が分かるというものもありますが、こういったものはどんどん飛ばして熟語帳を使って効率良く英熟語を覚えることも非常に大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。文法は英語を勉強する上での基本の1つです。しかしそんな落としがちな文法問題を攻略するには、中学レベルの文法を甘く見ず、まずは読解英文法から始め、長文読解ができることが大前提です。その後に文法問題集を使い、文の構造把握と和訳を意識することで無駄なミスを無くしましょう。