書店の受験コーナーでよく見かける「一問一答シリーズ」。世界史は暗記科目だからまずこれを買って全て覚えてしまえばいいと考えている方、もしくはそうしている方はいませんか?その考え方、とても危険です。
一問一答は使い方を間違えてしまうと時間のロスをしたり、勉強の効率が下がったりしてしまいます。しかし、使い方をきちんと把握し、正しく活用すれば、受験の大きな補助になることは間違いありません。
そこで、今回はその一問一答シリーズの使い方について紹介します。
Contents
いきなり一問一答で暗記は危険!
冒頭で述べたように、世界史は暗記科目だからとりあえず一問一答で暗記すれば良い、という考えは大変危険です。世界史こそ歴史の流れを理解することが大事になってくるので、まずは教科書や授業の内容を理解するところから始めましょう。世界史の中心となるべく教材はまさしく「教科書」です。これを完璧に理解していれば、センター試験で8割~9割は取れると言っても過言ではないでしょう。
つまり、一問一答はあくまで教科書の内容、そして授業の理解の補助として使うべきツールなのです。
教科書併用の理解型暗記で受験を勝ち取れ!
一問一答の1つの使い方としては、授業や塾の講義を聞き、教科書の内容を理解すると同時にその日にやった範囲の暗記をするために使います。つまり理解→暗記の順で「理解型暗記」で学習していくということです。ここで大事なことは、授業で内容を理解した後、即暗記をすることです。確かに暗記することは多いので、テスト前に暗記を一気にやるのではなく、すぐ暗記して勉強効率を上げましょう。
一問一答は高3から?
一問一答は、前述したようにあくまで教科書や授業の補助として使うことがベストです。しかし使い方をしっかり知らずにあまり早くから一問一答を買ってしまうと「早くこれを仕上げなければ」という不安感を抱く危険性があります。よって不安な方は高3から一問一答シリーズを使ってもいいかもしれません。もちろん上記のような使い方でコツコツとできる人は活用するに越したことはありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。世界史=暗記科目という考え方はもうやめましょう。まずは教科書や授業をしっかり理解した上で、一問一答シリーズを補助として使いながら、理解→暗記のサイクルで学習を進めましょう。理解の後、即暗記をすることでかなり効率も上がりますので、ぜひこのやり方で一問一答シリーズを活用してみてください。
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