英語のリスニング力を上げるためのコツとは?

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「英語のリスニング力が上がらない!」という悩みを持っている人は多いのではないでしょうか?私も4年間を海外で生活したこともあり、今でこそ英語の聞き取りに不便は感じませんが、受験生の頃は英語のリスニングが大の苦手でした。

私が受験生の頃はセンター試験にもリスニングの試験が無く、リスニングができなくてもそこまでダメージは大きくなかったのですが、今は受験英語を乗り切るにはリスニングは欠かせません。

既にTOEICなどの外部の英語試験のスコアを採用している大学もありますし、そのような外部の試験ではリスニングが大きな比重を占めています。受験を乗り切った後も本格的に英語の学習を続けたいという人も多いでしょうから、リスニング力を早い段階で向上させるメリットは大きくなっています。

それでは、どうすればリスニング力を上げることができるのでしょうか。本記事ではそのちょっとしたコツを私の経験をもとに紹介していきます。

質よりも量を優先しよう!

いきなり元も子もないことを言うようですが、リスニング力を上げるためには、ひたすら量をこなさなくてはいけません。残念ながら一朝一夕でできることではなく、とにかく耳を慣らさなくてはいけません。

そのため、学習初期は質よりもとにかく量をこなすことを優先しましょう。

もちろん最低限の質を担保する必要はあります。その担保すべき質というのは、内容的なものよりも、むしろ自分のレベルに合ったものを利用するかどうかです。イメージとしては8~9割程度は理解できるリスニング素材を利用することです。

早くリスニング力を上げたいという焦りから、いきなり難しいものに挑戦してしまう人がいますが、それでは大半の人が挫折する結果になります。最初は少し簡単だなというレベルのもので結構ですので、とにかくたくさん聴いて英語のリズムに慣れましょう。

少しずつ利用する素材の内容のレベルやスピードを上げていけば、必然的にリスニング能力は向上します。

動画を活用しよう!

上記の「量を優先する」という大前提のもと、少し工夫ができるとしたら、「動画を活用してみる」ということです。動画をリスニング教材として利用するメリットは、映像と音声がリンクするため、音声だけだと理解できないようなものでも動画だと理解しやすいということです。

例えば、ニュースの映像であれば、実際に起こっている場面が流れますし、スポーツ番組ではプレーしている映像を観ることができます。ドラマやアニメでも実際のシーンを観ながら英語を聴くのと、ただ音声を聴くだけでは理解力において大きな違いがあります。

全く理解できない英語を大量に聴いてもほとんど意味が無いので、動画を利用して理解しやすくするというのは、学習を継続させる上で非常に重要なことです。

興味を引く内容の素材を選ぼう!

もう一つ重要なことは、聴く内容が自分の興味の範囲にあるかどうかです。量をこなすには継続する必要がありますが、難しいと続かなくなってしまうことと同じように、興味が無い内容だと継続するのが困難になってしまいます。

私の場合はテニスが好きなのでプロテニス選手の記者会見やインタビュー映像を観たり、比較的ライトな内容の海外ドラマを観たり、とにかく続けられそうなものを利用するようにしていました。

受験勉強だからといって、難しい高尚な内容のものに手を出す必要はありません。目的は「リスニング力のアップ」ですから、無理に一石二鳥を求めるよりも、しっかりと継続して学習できる環境を作るようにしましょう。

無料の素材を活用しよう!

今までの内容を踏まえて自分に合ったリスニング素材を選んでもらえればと思いますが、必ずしも「リスニング用の参考書」を買う必要はありません。今まで述べたことからそれは明らかですが、それでも「受験勉強」という枠に捉えられて参考書に手を出してしまう人がいます。

もちろん、参考書がダメと言っているわけではありませんし、優れた教材はたくさんあります。しかし、インターネット上で無料のリスニング素材はいくらでも見つけることができるので、量をこなすという観点からも無料で使えるものは無料で使ったほうが良いでしょう。

おすすめなのは、ポッドキャストとYouTubeです。ポッドキャストは音声も動画もありますが、音声がメインになります。様々なプログラムが用意されているので、自分に合ったものを見つけやすく、番組登録をすれば定期的に配信され、継続的に学習することができます。

YouTubeは説明の必要は無いと思いますが、私の場合は上述した通りテニス選手の記者会見動画等を好んで観ていました。テニスのトッププロの大半は英語を流暢に話せるので検索すればいくらでも自分の好きな選手の映像を見つけることができ、気楽にリスニング量を上積みすることができました。

自分の興味の範囲で良さそうなものがあればチャンネル登録をするなどすれば、ポッドキャストと同じように継続的に利用することができるでしょう。

この2つに限らず、オンラインで無料のリスニング素材はいくらでも見つけることができますので、いきなり参考書にお金を払うより、まずは無料のものを利用してみましょう。

まとめ

いかがでしたか。結局のところ、ひたすら量をこなすというのがポイントになってくるので、量をこなすためにどのような工夫をすればよいのか、ちょっとしたコツを紹介しました。最後に紹介したポッドキャストやYouTubeについては、別の記事でもっと掘り下げてみたいと考えています。

リスニング力が上がり、英語が当たり前のように聞けるようになると、さらに英語学習が楽しくなってきます。最初の内は大変かもしれませんが、「勉強」という意識から少し離れて気楽に楽しくリスニング能力の向上を目指しましょう。

 

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