暗記が多いからこそ効率的に!世界史の勉強法!

世界史の勉強法

歴史系、特に世界史は年代と国ごとのタテ・ヨコのつながりもあって覚えることがたくさんある!どうやって勉強したらいいか分からない!という方も多いのではないでしょうか。
だからと言って一問一答などいきなり暗記をし始める人は、危険です。たしかに世界史は覚える事項も多く、特に難関大学の個別試験などでは非常に深い、細かい知識を解答することも求められます。
しかし、用語や年号そのものをピンポイントで覚えようとしても、絶対にうまくいきません。歴史こそ「大きな流れ」を理解し、その上で暗記することが何よりも重要なのです。
ここでは、世界史を受験科目として選択する皆さんが間違った勉強法に陥らないよう、理解→暗記→実践のプロセスで世界史を攻略する術を伝授します。

世界史選択者が陥る「間違った勉強法」とはなにか?

「理解→暗記→実践のプロセス」の話をする前に、「このやり方では成績は伸びない!」という間違った勉強法について。
①流れの理解のないまま、一問一答で用語暗記をしようとする
単なる丸暗記では、世界史の得点を伸ばすことは難しいです。それは、そもそも覚えること自体が難しく、正確な知識を身に着けることができないから、という理由と、一問一答形式だけで覚えた用語はひとつの切り口からしか解答することができないから、という理由のふたつがあるからです。
一問一答は、知識の整理、反復学習のツールとしてはとても有用ですが、あくまでも補助の役割だと考えるのが良いでしょう。

②理解、暗記はするが、問題演習をしない(十分な量の問題演習をしていない)
これも非常に大きな問題です。先に述べた通り、流れを理解した上で暗記事項をしっかり暗記していくことは大変重要なことです。
しかし、それだけでは受験本番に得点に結びつけることはできません。大学受験における世界史を攻略するのに何より大切なことは問題演習です。
受験問題では、教科書や問題集に書いてあった形で出題されるわけではありません。同じ答えであっても切り口は多様です。とにかく問題演習を積み、実戦での得点力をつけることが大切です。

③繰り返しやらない、復習をおろそかにする
一番大切なことです。世界史の勉強を一言で表すとすれば、「反復」です。とにかく何回も何回も繰り返すことが世界史を学ぶ上でのコツです。
同じことを何度も繰り返すことは退屈かもしれません。もう覚えていると感じることを繰り返しやって意味があるのか?と思うこともあるでしょう。
しかし、実際には人間の記憶というのはとても曖昧なもので、1回、2回やったくらいでは「なんとなく覚えている」という状態のものがほとんどです。
正確な記憶=本番での得点力を伸ばすためには復習を丁寧にやることが何より重要です。復習の具体的なやり方などはここでは触れませんが、反復を重ねることだけはおろそかにしないようにしましょう。
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【理解】歴史系は教科書が受験勉強のバイブル

さて、それでは「理解→暗記→実践のプロセス」の話です。
暗記が多い歴史系の教科こそ学校の教科書が重要になってきます。これを理解できていれば、センターで8割~9割ほど取れるといっても過言ではありません。授業や講義を聞き、教科書をしっかり読み込んで歴史の流れを理解することが「覚える」より前に大事になってくるのです。まずは授業とセットで、教科書の内容を理解することを心がけましょう。
ただし、教科書は初学者が自力で読み進めていくには少し難易度が高いかもしれません。ある程度世界史を勉強した人であれば、教科書の記述は簡潔でわかりやすいと感じることも多いと思いますが、初めて学ぶ場合は少し簡潔すぎて理解がしにくいケースも多いです。
その場合は、教科書型の参考書を通読するのも有力な選択肢になります。いわゆる講義本と呼ばれるタイプのものや、あるいはマンガ形式のものから入るのもいいかもしれません。
まずは自分が読んでいてすらすらと進められるものから読んでいくことが重要です。いきなり背伸びをして難しい教科書を無理に通読する必要は決してありません。
教科書系の参考書は特にそうですが、あれもこれもと手を出すのではなく、自分がこれと決めたものをしっかり中心に据えて読み込んでいくことをおすすめします。

また、理解の補助として資料集をかならずそばに置いておきましょう。資料集には地図や年表、写真、図などがたくさんのっているので、視覚的に理解を助けてくれます。
教科書・資料集を活用して歴史の大きな流れをおさえていきましょう。

【暗記】「理解→即暗記」のサイクルで教科書マスター!

学校や塾の講義を聞いて理解したはいいけど、暗記はテスト前にがっつりやっている、なんて人はいませんか?お分かりかもしれませんが、それはとても効率が悪いやり方です。むしろ理解した後だからこそ暗記すべきなのです。例えば、ここで一問一答などの問題集を活用し、授業や教科書理解とセットで相乗効果のある暗記をしていきましょう。
そもそも、世界史の勉強をしていく中で「暗記するべきこと」とは具体的になんなのでしょうか?人名、出来事などの用語・年号・地理的な情報・・・などさまざま考えられますが、何を覚えるべきかの重要度(試験に出やすい)はその時代ごとに異なります。
授業を受けたらまずその範囲の中で「暗記するべきこと」を洗い出し、一問一答や書き込み式のノートなどを活用してできる限りその日のうちに覚えるように心がけましょう。
通史を終わらせるのと並行して薄めの問題集をとにかく一周終わらせてしまうことをおすすめします。暗記は何回も繰り返すことが前提ですから、一回一回完璧にしようとしないことがポイントです。
薄く広くの勉強を何回も重ねていくなかで確実な知識を身につけましょう。

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【実践】教科書を覚えたらあとは実践演習!過去問演習を解きまくれ!

教科書の内容をかなり理解し、暗記もした、という段階に来たらあとはひたすら「実戦で得点できる能力」をつけましょう。当然実際の問題では教科書や問題集の文言通り出題されるわけではありません。そのためには、過去問を何度も解き、実際の問題慣れをしておくことが重要になってきます。自分の志望校の過去問や塾などの過去問演習などを活用し、どんどん数をこなして実践慣れしましょう。
大学受験の勉強の中で最も大切で最も本番の得点に直結するのが、志望校の過去問演習です。「世界史の受験問題」と一口に言っても、様々な形式があります。
用語を穴埋めで記述する、語群から記号で選択する、出来事を年号順に並べ替える、正誤判定、論述式・・・などなど。数え上げればきりがありません。
これらはもちろんすべて同じ「世界史の受験問題」である以上前提となる知識自体は同一のものですが、それでも求められる答え方が違う以上は異なるアプローチが必要になります。
受験本番での得点力を上げるために、実戦の量にとにかくこだわっていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。歴史科目こそ理解→暗記→実践の流れが大事です。歴史は暗記科目だと思い込み、いきなり暗記から始めることはやめましょう。教科書を中心にしっかり理解した後に暗記を取り入れ、マスターしたら実践演習を積むというやり方こそ受験を勝ち抜くカギとなります。
大学受験世界史は、本番までにいかに正確な知識を蓄え、それを正しくアウトプットできるかが試されています。すなわち、正しい勉強をしていればやった分だけ得点に確実に結びつく教科といえます。
世界史で点が取れないのは勉強がまだ不十分なだけだと考え、前向きに楽しく取り組んでいってください!大学受験の世界史で身に着けた知識は大学に行った後に本当に役に立ちます!がんばってください。

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