一橋大学の数学対策法について ~過去問演習で頻出分野を徹底攻略!~

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今回は、一橋大学の数学の対策法について書いていきます。
一橋大学を志望する生徒にとっては、数学は非常に大切な科目になります。
ポイントは、ズバリ「頻出分野を徹底的に攻略すること」です!
対策方法を明確化し、数学を得点源にしていきましょう。

一橋大学の入試対策については、以前世界史に関しても記事を書いたのでこちらもどうぞ!
「日本最難関の世界史を攻略するには?一橋大学世界史の対策法」

日本最難関の世界史を攻略するには?一橋大学世界史の対策法

入試全体における数学の重要性

一橋大学の入試では、各学部の配点は次のようになっています。

一橋配点

これを見ればわかるように、社会学部以外の3学部では特に数学の配点が大きく、合否を左右する科目となっています。
数学を0完(ひとつも完答できない)で合格するというのはよほど他の科目が突出していない限り難しいといえるでしょう。
どれだけ数学が苦手だ、という人でも1~2完はできるようにしないといけません。

一橋数学の難易度と特徴

試験の概要としては、①解答時間120分。②記述型の問題が5問。となっています。

一橋の数学はとても難易度が高いことで有名で、文系数学の最難関といわれています。理系の生徒でもなかなか解けないようなものが出題されます。
よく言われる特徴としては、「問題文がシンプル(=ヒントが少ない)で、計算量はそう多くないもののひとつひとつの事項に対する深い理解が求められている」ということ。
「設定が少し複雑、計算量も多く限られた時間内で問題を処理する能力が問われている」のが東大の数学だとすると、一橋数学は問題の難易度自体は東大より高いという人も少なくありません。
また、「出題範囲に偏りがあり、頻出分野の問題が毎年のように出題される」というのも大きな特徴として挙げられます。
これは実は地歴公民をはじめほかの科目にも通じる部分ですが、一橋の入試問題は全体的に難易度が高いぶん出題範囲が偏っていることが多いです。大学の過去問をしっかり研究し、対策をしてくるというのが一橋大学の求める受験生像なのではないかと推測します。それでは、具体的に頻出分野を確認しましょう。

頻出分野をチェック!

頻出分野としては、「整数」「確率」「微積分」「図形」「ベクトル」の5つが最頻出です。とりわけ、「整数」「確率」については毎年必ずといっていいほど出題されています。過去問をしっかり研究して、解法の引き出しを増やしておくことが必要です。

整数

整数問題は、問題によって難易度がかなり変わる分野だといっていいでしょう。基礎問題の延長線上のような問題が出るときもあれば、超難問といっていいような問題が出ることもあります。必ず毎年出題される分野でもあるので、しっかり対策をして落とさないようにしたい分野です。解き方のバリエーションはそこまで多くないですが、本質的な理解が問われる良問が多く出題されているので過去問の研究が重要です。
必要ならば、次のような参考書を使うなどして特別に対策をするのもおすすめです。

確率

確率も整数と同じように毎年必ず出題される分野です。ほとんどの問題では個数などが一般化されており、苦手とする受験生が多い分野になっています。また、数列(特に漸化式)と関連付けて解かなければいけないものが多く出題されています。確率漸化式は一橋受験生には必修の分野なので、あまりないかもしれませんが問題を探して解いていきましょう。

微積分

微積分は、他の分野に比べて易しめの問題が出ることが多いといわれています。逆に言えば、その微積分を落としてしまうとほかの受験生に差をつけられてしまう分野にもなりえるので基礎問題は徹底的にやっていく必要があります。煩雑な計算が求められるものもたまに出題されるので、計算ミスには気を付けてください。

図形・ベクトル

図形問題は比較的難しいものも出題され、問題文にはベクトルがおかれていなくても図形問題の中でベクトルを用いて解くものも出てきます。図形問題への対処法は初等幾何、座標、三角比、ベクトルの4つに分けられますが、相加相乗平均の不定式や整数条件などを用いなければ解けないものもあり、数学全体への深い知識が求められる分野といってもよいでしょう。完答できなかったとしても、図が丁寧に描けていたり適切な文字を設定することができていれば部分点が与えられるので図は丁寧、正確に描くように気を配っていきましょう。

本番に向けての対策

一橋大学の数学を攻略するにあたり、大切なことはまず「公式・定理への深く、正確な理解」になります。これがなければ過去問をたくさん解いて答えをみても、表面的な理解にとどまってしまいます。教科書レベルの公式などは証明も含めておさえておきましょう。

次に、その前提がクリアできたら「解法暗記」にうつりましょう。
解法の引き出しを増やしていくことが過去問演習の効率を高めていきます。
「解法暗記」については、以下の記事を参照してください。

苦手克服!大学受験数学勉強法 秘訣は「解法暗記」「まずは真似から」

最後に、もちろん「過去問演習の徹底」です。
15カ年×5題=75題を完璧に仕上げることができれば、初見の問題を問題なく解くことができるはずです。
何回も繰り返し解き、完全に自分のものとなった過去問を1題ずつ増やしていきましょう。

まとめ

これで、一橋の数学の攻略法は以上になります。
難易度が高い問題ですが、何回も繰り返し過去問を解いていくこと、得意分野を作ることで得点は必ず伸びてくるはずです。
完答できなくても部分点をとりにいって2完以上することができれば、十分合格ラインに達するといえます。
あきらめずに頑張ってください!

 

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