今回は参考書『英文法道場正誤・整序問題300選 (駿台受験シリーズ)』の使い方を紹介します。書名の通り、整序問題に特化したものとなります。
英文法を理解するために、いきなりこの参考書に手を出すのはやめてください。英文法の基礎を理解した上で、更に問題別に特化させることが目的です。
本書の特徴
大きく以下の5つの特徴があります。
- 正誤・整序問題に特化
※英文法の基礎的な勉強を終えて更に演習をしたい人向け - 正誤問題150題、整序問題150題を掲載
- 基本的に英語での重要な部分は赤字、それ以外の重要な部分は太字
- レイアウトも左側問題、右側に解答、正しい例文、日本語訳、両ページ下段に解説
- 正誤・整序という問題の性質上、こうすれば正しいという解説は掲載
※文中での他の重要表現には触れられていない
※解説自体はシンプルなので、文法知識が曖昧な場合分かりにくい(文法知識がちゃんと入っていれば、簡潔な説明)
本書の使い方
この参考書は正誤・整序問題に特化していますので、この参考書の前に最低1冊は基礎用の英文法の問題集に取り組む必要があります。
解説量が少ないという欠点はありますが、多くの問題演習を出来ます。
本書の解説は問題の正解部分の重要事項に関してが主なものとなります。
そのため、問題で何か分からないことがあった場合、自分で辞書や文法書を使って調べる必要があります。
問題は10秒以上考えない
- 文法問題を解けるかどうかは文法知識に依存
- 問題を解く時は無駄に時間を使わない
- 正解になる理由を説明
上記のまとめの通り、文法問題が解けるかどうかは文法知識を持っているかどうかに依存します。問題に対する慣れは確かにありますが、文法知識があれば解くことができますし、知識が無ければ解くことができません。
そのため、問題を読んで答えが分からない場合、10秒までは考えることにします。
文法問題は文法知識があるから正解を導けるのであって、基本的に考えて出来るようなものではありません。
時間をかけて正解にたどり着くことは勿論可能ですが、そこに時間をかけるよりも、分からないものはとばして後回しにするか、適当に選んでしまいましょう。
繰り返しますが、文法の問題が出来るかどうかは、基本的に知識の有無に依存します。
問題を解く時には、何故その選択肢を選んだのかを必ず説明できるようにしましょう。また、勘で選んだ問題、時間がかかった問題は必ず印をつけておきましょう。
なんとなくで問題を解いているとなんとなくの実力しかつきません。その様な実力は類題で実力を発揮するという再現性が非常に低いと言えます。
そのため、問題を解く際には文法的な説明を出来るようにしてください。
答え合わせ
答え合わせで重要なことは、何故正解だったか、何故不正解だったかです。
正解だった問題は類題でも正解になるように知識を確認します。
不正解だった問題は復習の時に確実に解けるように知識を確認します。
解説に載っている事柄だけでなく、問題を解いて分からない単語や文法は自分で調べて確認しましょう。
印をつけた勘で解いた問題、時間がかかった問題についてはしっかりと内容を確認しましょう。 ここは放置しておくと次に同じ問題、類題を解いた時にミスをしてしまうことになります。
本番でなら勘で当たろうが実力で当たろうが、得点は得点ですから問題ありません。ですが、それまでの勉強は本番で確実に得点するための知識を得る必要があるので、問題内容をしっかりと確認しましょう。
学習ペースと復習
1日30題解きましょう。
内訳は新しい問題15題、前日の復習で15題となります。
復習の際にも、勘で解いた問題、時間をかけた問題には印をつけていきましょう。
まとめ
基礎の英文法問題集を終わらせた後に、本参考書『英文法道場正誤・整序問題300選 (駿台受験シリーズ)』に取り組むことになります。取り組み方に関しては、知識があれば文法問題は解けるので、本当に少しだけ考えて分からないとなった場合、解答・解説を確認した方が早いです。
本番までに問題が解けるようになればいいので、問題を解くことに無駄に時間をかける必要はありません。