一見すると同じように頑張っているように見えても、勉強ができる生徒と勉強ができな生徒には大きな開きが生まれてしまいます。
仮にスタートの学力が同じだったとしても、受験勉強期間の過ごし方や行動週間の違いによって結果は大きく変わってきてしまいます。
それでは、勉強ができる生徒とできない生徒にはどのような差があるのでしょうか?
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結果にこだわる
具体的な行動以前に一番大きな要因となっているのが、結果に対するこだわり度合いの違いです。
勉強ができる人は、常に結果にこだわっています。
自分自信を評価する軸が結果に向いているため、行動を客観的に評価することができます。
気持ちとしては頑張ったつもりであっても結果がでなければ意味がないという前提で初めから取り組む事で、高い集中力が生まれます。
逆に結果へのこだわりが弱い場合、自分を評価する軸が行動(プロセス)になります。
そうなると、結果よりも自己評価があいまいになり、どうしても感情に流されて「頑張ったから大丈夫!」ということになってしまいます。
合格という最終的な結果への強いこだわり
勉強ができる人の多くが明確な目標があり、それを強く望んでいます。
「◯◯大学にいけたらいいな」という希望ではなく「◯◯大学に行かないという未来が全く想像できない。ありえない」というレベルで強いこだわりがあります。
強いこだわりがある人は、より頭のイメージが具体化されていきます。
志望校のキャンパスを歩いている姿を無意識のうちに頻繁に想像し、受験勉強の先にどのような未来があるのか具体的に考えています。
通過点となる模試へのこだわり
志望校だけでなく、模試においても結果にこだわります。
これが仮に本番で合った場合、どのぐらいの点数をとらないといけないか?ということについて頭で考えすぎてプレッシャーになるぐらいがちょうどいいのです。
模試を受けるときから結果へのこだわりとそれに伴うプレッシャーがなければ、本番で十分な力を発揮する事は難しいです。
勘違いしないで欲しいのが、「結果にこだわる」ということと「結果が出た後に落ち込む」ということは異なります。
当日、試験が終わるまでは徹底的に結果にこだわり、結果が出た後はすでに出てしまった結果にこだわる必要はありません。
出た後の結果ついては冷静に振り返りを行い、次の模試や本番に対してまた同じように結果にこだわればいいのです。
常に最高レベルの集中
勉強ができる人は、勉強ができない人よりもはるかに高い集中力で勉強に取り組んでいます。
では具体的にはどのように集中力を高めているのでしょうか?
短い時間の区切りができている
人間はどうしても、まるまる1日を通して最高レベルの集中力を保つのは難しいので、勉強ができる人は適切に時間を区切ってそれぞれの時間で集中力を保っています。
基本的に試験は60分〜90分で行われることが多いため、それに合わせて時間を区切るのがおすすめです。
途中に意識が途切れることをはさまない
勉強ができない人は、やると決めたはずの時間にもちょっとした油断で別のことに頭を使ってしまいます。
例えば、数秒間スマホをチェックしたり、休憩時間まで全然我慢できるのにトイレに行ったり、自分では気づかないうちに様々な勉強以外の行動をはさんでしまいます。
もともと高い集中力で取り組める人もいますが、ほとんどの人は意識的に集中できるようなルール作りが必要です。
まずは、やると決めた60分〜90分の間は机の上にそのとき使う勉強道具以外は置かず、トイレにも行かないと始めから決めておくのがいいでしょう。
慣れてくれば特に意識をしなくても、自然とできるようになっていきます。
しつこい勉強をする
受験勉強においては、何かを覚えるということが非常に多くありますが、勉強ができる人はしつこく暗記をします。
ひとつめのポイントとして伝えた「結果にこだわる」ということにもつながりますが、とにかく覚えられたと思うまでは徹底的に続けていきます。
結果にこだわりつつしつこく勉強することが習慣化されていくと、なかなか覚えられない部分は何度でも繰り返し、逆にだいたい覚えている箇所は時間をかけすぎないというメリハリも自然と身に付けることができます。
暗記以外も同様に、勉強ができる人は徹底して解説を理解するまでは問題の復習を行います。
だいたいわかった時点で終わりにしていしまう人と、全て理解するまで徹底する人では大きな差が開いてしまいます。
計画性がある
ここまで紹介したように、結果へのこだわりと集中力、しつこさだけでは限られた期間の中で志望校に合格するのは難しいと言えます。
本番までに必要なことをやりきるために、勉強ができる人は常に計画が頭に入っています。
大切なのは、計画表を作ることや、計画表が壁などに貼ってあるということではありません。
一度立てた計画が自分の頭に入っていることで、その日やるべきことがすぐにわかったり、絶対に遅れてはいけないという気持ちになります。
きれいな計画表を作る事が目的ではありません。
できるだけ自分の頭で覚えて、自分で合格までの計画のイメージを持っておくことが大切です。
まとめ
勉強ができる人の共通点をまとめていきましたが、これらは周りからは見えにくい場合が多いです。
そのため、親や先生も勉強を頑張っていると思っていても実は全然勉強ができないということもあります。
自分自信でしっかりとチェックして改善していきましょう。