みなさんは授業や塾の講義を受けている時、何をしていますか?先生が説明しながら板書し、その板書した内容をきれいにノートにまとめている方はいませんか?確かにそれは読みやすいかもしれませんが、実は時間を要するだけのとても非効率・非生産的な勉強法であり、何も得ていないという危険性があります。
なぜか?そしてどうすればよいのか?ここではそんなみなさんの疑問にお答えしたいと思います。
ノートづくりはただの事務作業
先生が板書したことをただ単にノートに写すだけでは、暗記も理解も不十分です。なぜならば板書とはいわゆる教科書を先生がまとめたものだからです。つまりその内容は教科書に書いてあるはずです。それを一生懸命ノートに書き写しているだけでは何も得られません。思い出してください。ノートをきれいに書いているとき暗記していますか?その後すぐに問題を出されて答えられますか?おそらくほとんどの方はNoだと思います。
また、きれいにノートをつくることが非生産的なのにも関わらず、きれいにノートをつくったことだけで満足してしまうこともあるでしょう。これでは負の連鎖が続くだけです。それではどうすればよいのか?次に一例を挙げたいと思います。
教科書や参考書を活用せよ!
先生の板書は教科書をまとめたようなものだと言いました。つまり教科書に蛍光ペンで線を引いていけばきれいにまとめたノートと同じようなものができるのです。教科書の中で大事なところが一目でわかり復習もしやすいはずです。また、参考書の中でも重要箇所をオレンジ色などで書いてある「きれいなノート」的なものがあります。例えば、「シグマベスト」シリーズがその一例でしょう。このように教科書や参考書をきれいなノート代わりに活用し、時間短縮をすることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。時間をかけてきれいにノートをつくり、それだけで満足してしまうことはとても危険です。より効率的に勉強を進めるには、教科書や参考書をきれいなノート代わりに活用し、しっかり授業の内容を理解することが大事です(当然ですが)。きれいなノートつくりに満足している方は書店に行って参考書を探してみるなり、教科書に線を引いてみるなり、何かしら効率的な方法にシフトしてみましょう。
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