大学受験を控えている高校生の中には、青春を部活動に費やしている人もいいと思いますが、部活動ばかりをやっていて、勉強を疎かにしてしまうこともありますよね。部活動と勉強を両立している人も中にはいますが、十分な勉強時間を確保できなかったり、疲労等で勉強をすることができずに、学校の成績が伸び悩んでいる人がいるのも事実です。
高校3年間、しっかり部活動をしていても「引退」という別れを迎えてしまいます。人によっては、全国大会に出場したりとかして、受験勉強開始時期が遅くなってしまう人も多いですよね。
そこで、ここでは部活動を引退してから、勉強に専念するためにはどうすればよいのかを解説してきます。
Contents
引退後は、まず勉強時間の確保
部活動を引退した後は、時間の確保をしてください。「昨日まで部活動に充てていた時間が、今日から勉強の時間になる」ということを、しっかり体に染み込ませるためです。
最初に、勉強を行うにあたってのスケジュールを計画してください。それを行うことによって、行動が細分化され、時間を区切りながら行動をすることができるので、部活動と同じような時間の使い方で勉強を行うことができると思います。次に、計画したスケジュールをパターン化してください。1週間、同じようなスケジュールを組み、頭と体に覚えさせます。同じようなリズムをとることで、効率よい勉強を行うことができます。
大学受験に必要な勉強の基礎を見直す
最初に、「基礎の要点をしっかり押さえる」ということをしてください。これは、他の受験生より勉強時間がずっと少なかったわけですので、基礎がままならない場合が考えられるためです。勉強でも、スポーツでも「基礎」というのはとても大切ですよね。その「基礎」をもう一度、学びなおすためには、復習をすることが大前提になってくると思います。
他の受験生に追いつくためにも、ぜひ心がけてほしいと思います。基礎がわかれば、問題を解く際も解きやすくなると思いますので、実践してみてください!
朝や夕方はとても貴重な時間!
朝と夕方という2つの時間帯は、部活生が受験勉強を行うにあたって、とても貴重な時間であり、また確保がしやすい時間です。これらを行うことで、他の受験生との差を縮めることができ、また差を離すこともできると思います。
より詳しいことは、下の①、②にて解説してあります。
①朝礼90分前の時間
朝という時間帯は、1日の集中力が高めやすい時間帯です。クラスのみんなが集まってチャイムが鳴ったと同時に始まる朝礼の90分(1時間半)前に登校し、勉強するということです。
部活動をやっていた受験生にとっては、一部の部活で「朝練習」というのをやっていたと思います。部活動によって、朝練習開始時間はマチマチであると思いますので、目安として朝礼の90分前には登校し、自席について勉強をするように心がけましょう。これはある意味、生活リズムを崩さないためにも大事なことだと思いますし、入試当日に余裕を持った行動ができる練習にもなるので、かなり有効な手段の1つだと思います。
②放課後は勉強開始後、最初の30分が集中力のカギ!
夕方は学校が終わり、下校する時間帯です。そのタイミング次第では、早めに勉強時間を確保できます。人それぞれ、帰宅して勉強する人もいれば、学校に残って勉強をする人、地元の図書館・公民館に行って勉強をする人などいると思います。これらに共通して、勉強の集中力が上がる方法は「最初の30分で、いかに集中して取り組むことができるか」です。
部活に取り組んでいた集中力がまだ生きていますので、最初の30分をしっかり集中することによって、いつの間にか時間が過ぎて行くように、スラスラと問題を解くことができます。何時間休憩しても、休憩前の集中力は持続するので、再開しても同じように集中力を保つことができます。ペースは人それぞれですが、よりスピーディーに問題を解くことができる人も中にはいます。これは、入試本番で「時間がない」という焦りに駆られることなく、見直しができる時間が作れる余裕が生まれる練習になります。
まとめ
部活動をやっている受験生にとって、どうしても勉強時間というのは、他の受験生に比べて制限されてしまいがちです。しかし、引退すると他の受験生と同じ時間、土俵に立つことになりますので、甘えは一切許されません。しかし、部活生の武器であり、ここでのキーワードである「集中力」というのが試される時期でもあります。自分の志望校合格の目標をかなえるために、ぜひこれらを実践してもらいたいと思います。
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