単語の覚え方で悩んでいる受験生は多いのではないでしょうか。ここではあなたにぴったりの覚え方を見つけてもらうために、様々な方法をまとめました。
いままでやっていなかった方法があればぜひ試してみてください。
Contents
その1:書いて覚える
単に書いて覚えるといっても様々なバリエーションがあります。
まずポイントは何を使って書くかということです。筆記用具は大きく分けてボールペンかシャープペンシルあるいは鉛筆の3択が考えられます。単に時間効率だけを求めるのであればボールペンがおすすめです。シャープペンシルや鉛筆はノックしたり削ったりするのに時間を要するため、1分1秒を争う受験生にとって時間がもったいないです。しかし、実際に試験本番で使うのは鉛筆またはシャープペンシルです。普段の勉強から試験本番を想定して練習をするのであれば、試験本番で使う道具を用いるのをおすすめします。
短期的な記憶効果が高いのですぐに覚えたい場合に有効な方法です。
その2:見て覚える
見る物としては教科書や参考書あるいは自作の単語帳などが挙げられます。紙に書くよりもさらに時間の効率化が図れる他、視覚を用いることでイメージとして脳に記憶できるというメリットがあります。この方法のポイントは何度も繰り返し見ることです。当然1回眺めただけでは覚えられませんが、例え流し読みでも何十周と繰り返すことで絶対に忘れないイメージとして強く記憶することができます。
電車通い等のスキマ時間を有効活用し、少しずつでも毎日行う勉強に適しています。
その3:声に出して覚える
いわゆる英語長文の勉強法で有名な音読ですが、声に出すことは単語の暗記にも有効です。
見る・声を出す・自分の声を聴くという3つの行動に伴って記憶されるため、見る以上に定着を図れる方法です。デメリットは声を出すため勉強場所が限られるということです。
音読は英語であれ日本史であれ、正しい発音・読み方で読むことがポイントです。また、見て覚える方法と同様に何度も繰り返すことが重要です。1回ずつは時間をかけなくてもよいので何度も繰り返すと強く記憶に残ります。
単語は単語でも特に英単語におすすめの方法です。
その4:聴いて覚える
近頃多くの教科で販売されている様々なリスニングツールを活用する方法です。
リスニングといえば英語を思い浮かべる人が多いと思いますが、聴くという勉強法は他の教科でも有効であるとされているようで、書店にいけば色々なリスニングツールが販売されています。
聴いて覚えるメリットは、聴覚で覚えることで記憶が残りやすいということと正しい発音・読み方が自然に身につくということです。前述の音読と組み合わせて行うとさらに高い効果が得られます。デメリットとしては聴くためのツールに投資しなければいけないことでしょうか。しかし、最近はインターネット上に無料で聴ける音声も多く存在するので実質コストはかかりません。
その5:動きながら覚える
体を動かしながら覚えるのも暗記効率が高いです。
暗記は覚えたことを思い出すきっかけが重要になります。ある行動と結びついて覚えたことは、その行動をとることで想起されることがあります。
例えばみなさんも何か忘れていることがあるとき、別のことをしていてふと思い出したという経験はないでしょうか。
受験の暗記についても同じことがいえます。例えば走りながら聴いていた英語リスニングの文章を、走っている自分を想像することで思い出すことができます。
本番の試験会場であからさまに体を動かすことはできませんが、暗記はいかに多くの「思い出すきっかけ」と一緒に覚えたかが非常に重要なので、きっかけの1つとして体を動かすこともおすすめです。
番外編:参考書は何周やる?何冊やる?
暗記に使う参考書は「これ」と決めた1冊を何周もやるのか、それともより多くの参考書に取り組むのか悩んでいる受験生は多いと思います。
当然それぞれの方法にメリットとデメリットがあるので、最終的には自分がやりやすい方法を取るべきですが、特に時間の無い受験生には「1冊を何周も(最低3周)取り組む」ことをおすすめします。
その理由とともに、それぞれの方法のメリット・デメリットをまとめました。
参考書を周回することのメリット・デメリット
1冊の参考書を何周もやることのメリットの1つは定着率が上がることです。
1冊の内容に集中して取り組むことでそこに載っている内容を確実に覚えられます。また、人間の脳は忘れるようにできているため、確実に覚えるならば何周もやることは必須です。さらに、周回するごとに1冊覚えるのにかかる時間は減っていくので、トータルでみると時間効率も高いです。
もうひとつのメリットは勉強するときに迷わなくなることです。英単語はこれ、日本史はこれといったように、1冊を決めておくことで自分は何を勉強すればいいのか迷わずに済みます。
さらに、受験直前期を踏まえると1冊が決まっていると復習もしやすくなります。直前期は受験する全教科について大量の復習をしなければいけないため、何をやるべきなのか決まっていると効率が非常に高まります。
一方デメリットとしては、暗記事項を網羅しきれないことが挙げられます。当然受験に出てくる用語をすべて余りなく掲載した参考書は存在しないため、どうしても参考書によっては載っていない事項が存在してしまいます。とはいえ、どの参考書も最新の受験を研究し頻出事項は網羅されているため、よっぽど専門的な知識を問われる大学を受験しない限りはデメリットになりえないです。
参考書を何冊もやることのメリット・デメリット
参考書を何冊も取り組むことには暗記事項の網羅性を高めるメリットがあります。
より多くの参考書に取り組むことで非常にマニアックな知識についても漏れを無くすことができます。当然暗記系の参考書は重複する事項が多くあるため、2冊目以降に取り組む際は既に覚えている事項はスルーして新規事項のみを覚えるようにすると効率が上がるのでおすすめです。
一方デメリットは1冊にかけられる時間が減ってしまうことです。また、多くの参考書に取り組む分復習にかかる時間も多くなります。
もうひとつのデメリットはお金がかかることです。暗記の参考書はたくさん出版されているので全部買おうとしたらキリがありません。
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まとめ
単語の覚え方で迷っている受験生は多いのではないでしょうか。ここで紹介した5つの方法は組み合わせることでより効果が高まります。勉強法を変えることは疲れた受験生活のリフレッシュにもなるので、気になる方法があれば積極的に試してみてください。
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