☆often「しばしば」って具体的には60%☆
現代は、オンライン英会話をはじめいろいろなツールで英語を学習することができます。
しかし、私の高校時代というのは今から思い返せば、テキストで学んだ受験英語イコール「英語」という環境でした。当然、alwaysを「いつも」、sometimesを「時々」そしてoftenを「しばしば」だと暗記していました。
大学時代に全然言いたいことを自分の英語で表現できないことに気付いてから、駅前留学のような英会話教室に通い始めました。その時初めてネイティブがsometimesのような頻度を表わす副詞をパーセンテージ使って説明してくれました。あまりにもわかりやすくて「なるほど、そういうことなのか!」と、感動したものでした。
パーセンテージを取り入れることにより、普段の会話においても、英作文においても、もうちょっと詳しく表現することができます。
では、「頻度」を表わす副詞をおさらいしてみましょう。
Contents
①頻度を表わす副詞をパーセンテージで理解する。
100% always「いつも」
90% almost always「ほとんどいつも」
70~80% usually「通常」, generally「一般的に」, normally「普通」, frequently「頻繁に」, very often「とてもよく」
60% often「よく」
50~40% sometimes「時々」, occasionally「たまに」
30~20% seldom「めったにない」, rarely「めったにない」, hardly ever「ほとんどない」
10% almost never「ほぼない」
0% never「絶対ない」
②自分に関する例文をつくって当てはめてみよう
自分が使っていた昔の参考書にあったパタンなのですが、Tom often takes a walk at the beach.「トムは海岸をしばしば散歩します」みたいな例文がありました。
自分で絶対言わないような例文を覚えても意味がありません。実際自分の使いそうな言い方にして覚えた方がしっくりきます。
I always want to be humble.「私はつねに謙虚でありたい」
What time does your father normally come home from work?「お父さんって、普段何時に帰って来る?」
What website do you usually visit?「日ごろ、どのサイトを見てますか?」
Sometimes, I have a casual conversation in English.「時々、簡単な会話を英語でします」
Hardly ever.「めったにない」
I seldom hear the word “seldom” being used in speech.「seldomっていう語が会話で使われているのをめったに耳にしません」
Do you drink alcohol?「お酒飲みますか?」
I am a social drinker. I have never cared for that stuff.「付き合い程度です。そういったものは好きになったことは全然ありません」
☆アンケートの選択肢☆
英語のアンケートって目にしたことありますか?どの程度満足しているのかリサーチする時に、選択肢のパタンですが、以下のような定型表現がよく使われます。
extremely「極めて」, very「とても」, moderately「そこそこ」, slightly「若干」のような副詞が用いられてます。
満足度を表現したい時に使えそうですね。
③程度を表わす副詞をレベルで理解する。
Extremely well「極めて良い」
Very well「とても良い」
Moderately well「そこそこ良い」
Slightly well「少し良い」
Not at all well「全然良くない」
Extremely satisfied「非常に満足」
Moderately satisfied「適度に満足」
Slightly satisfied「若干満足」
Neither satisfied nor dissatisfied「満足でも不満でもない」
Slightly dissatisfied「若干不満」
Moderately dissatisfied「そこそこ不満」
Extremely dissatisfied「非常に不満」
④100パーセントを表わす副詞
☆100パーセントを表わす副詞☆
次は「すっかり、完全に」という意味の副詞を取り上げて、ニュアンスの違いと使い方を見ていきましょう。
completely「完全に」⇔incompletely「不完全に」
I completely forgot it.「完全にそれを忘れてしまった」
perfectly「完璧に」⇔imperfectly「不十分に」
He speaks French perfectly.「彼は完璧にフランス語を話す」
absolutely「全く」きっぱりと返事をするときに使う。⇔relatively「相対的に」
You are absolutely right.「あなたは絶対的に正しい」
totally「まったく」
I am totally agree.「同感です」
entirely「全面的に」
I am entirely agree with you.「まったく同感です」
fully「十分に」
They are fully satisfied.「彼らは十分に満足した」
utterly「すっかり」よくない意味の語を協調する。
He was utterly puzzled.「彼はすっかり困惑した」
⑤副詞の位置によって意味が異なる
部分否定なのか、それとも完全に否定しているのか?
頻度を表わす副詞の位置と否定のnot位置を気にしましょう。それぞれ意味が異なってきます。
notを頻度を表わす副詞の前にもってくると、頻度を否定します。すなわち部分否定です。
I don’t completely disagree with you.(部分否定)
「あなたの意見にまったく不賛成というわけではない」
notを動詞の前にもってくると、そのアクションを否定します。頻度は否定しません。
I completely don’t disagree with you.
「まったくあなたの意見に不賛成だ」
☆おしまいに☆
わかっているつもりでも、うっかり間違えると実際とんでもないことになるかもしれませんね。英作文だけでなく、今後の実務でも要注意です。頻度・程度を表わす副詞をマスターしましょう!