【受験英語】リスニングが得意になるためのたった2つの方法

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ここ10年程、「実践に活かせる英語を学ぼう」という流れから受験英語でもリスニングを取り入れる大学が急増しました。今や当たり前のように出題されるリスニングですが、苦手意識を持っている人もいらっしゃるのではないでしょうか。

リスニングとは何かと考えると、以下の2つの要素から成り立っていることに気付きます。

  • 音を聞き取る
  • 意味を理解する

この2つさえできていればリスニングは攻略できますし、逆に1つでも欠けていると難しく感じてしまいます。今回は、リスニング攻略の方法をこの2つの要素にわけて紹介していきます。

「音的理解」「意味的理解」でリスニングを攻略!

リスニングの2つの要素である「音的理解」と「意味的理解」。この2つを極めればリスニングは攻略できたも同然です。それぞれの要素についてどのように鍛えれば良いのか見ていきましょう。

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英語の「音的な理解」の鍛え方

リスニング試験のようなスピード感が求められる場面では、英語の音を英語の発音そのままに聞いて理解する能力が求められます。

よく英語の発音をカタカナで捉えようとする人がいますが、全く逆効果です。英語にあって日本語に無い音が沢山あるのでカタカナで表現するのには限界がありますし、

音→→カタカナ→→英語の理解

という変換を行っているようではスピードが追いつきません。

日本語と英語の音は全く異なる

英語の音は日本語とは全く異なるものだというのは皆様ご存知の通りかと思います。日本語には無い音が英語にはあります。従って、英語の音をしっかり理解しないと聞き取ったり聞き分けたりすることはできません。

英語の音を理解するため一番効果的なのが、「発音練習」です。

発音できるように練習すると、英語の音を「知っている」「聞いたことがある」というレベルから「体で覚えている」というレベルまで昇華させることができます。

 

受験生へのアドバイスでよく聞くのが「とにかく沢山英語を聞け」というもの。しかし、聞くという行為は非常に受動的なものです。すごく耳が良くてセンスのある人は別ですが、普通は理解を深めないままいくら沢山聞いたところで音への理解は深まりません。

おすすめは、教科書などに付いている音声を1文ずつ止めてディクテーションすること。発音とリズムを完璧に真似するように心がけましょう。毎回異なる文章を使ってもいいですが、同じ文章で発音練習を繰り返して発音とリズムを覚えてしまうのもおすすめです。

継続して練習すれば自分でも違いがわかるくらい上達すると思います。ちなみに副次効果として、センター試験の発音記号問題がスイスイ解けるようになります。

英語の「意味的な理解」の鍛え方

音を捉えることができるようになったら、次は聞き取った英語の意味を理解する必要があります。

リスニングは、筆記試験と違って自分のペースで解くことができません。出題音声が読まれるペースにあわせなくてはならないので、ある程度のスピード感が求められます。

従って、肝になるのが「聞き取った英語をそのまま理解すること」です。

音楽

日本語訳をしていると出遅れる

リスニングが苦手な人に多いのが、「初めの1~2語は聞き取れるけど、理解できないまま文章が進んでしまう」という意見。

このような人は多くの場合、聞き取った英語を逐一日本語訳してしまっています。しかし、それでは出題のスピードに到底追いつきません。リスニングで高得点を取るためには英語を英語のまま理解する必要があるのです。

つまり、

Flower→花→イメージ「植物で、きれいで、色とりどりなアレ」

といったように一旦「花」という日本語を介して理解するのではなく、直接

Flower→イメージ「植物で、きれいで、色とりどりなアレ」

というイメージをするということです。

英語の意味的な理解力を高める方法

英語の意味を理解する能力を高めるためにおススメな方法が、長文読解問題を沢山解くことです。その際に、設問を逐一日本語に訳して理解するのではなく、英語の語順のまま、日本語訳を介さずに読むように心がけましょう。

最初は難しいかもしれませんが、初めて自転車に乗れた時のようにある日急にスイスイ読める日が来ます。騙されたと思ってぜひ実践してみてください。長文読解はセンター試験をはじめ様々な大学で出題されますが、この方法でトレーニングすると長文読解を解く速度と精度もぐっと上がるのでまさに一石二鳥です。

「音」と「意味」の理解でリスニングを攻略しよう!

いかがでしたでしょうか。リスニングの要素は「音」の理解と「意味」の理解です。どちらが苦手なのかを理解せずに闇雲に多聴で練習してもなかなか上達しません。リスニングに苦手意識がある人は、どちらが自分の苦手の原因なのかを見極めて効果的に対策していく必要があります。

大学入試のリスニング問題は難しい語彙が少なく文法も単純なので、しっかり対策すれば必ず高得点が狙える設問です。得点源にできるようがんばってください!

 

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